1988年の個展のファイルを拝見しました。仏画を思わせる画風ですが、凄く静かな深い世界が描かれていて感銘しました。
77ギャラリ−の遠藤さんに 「人物凄くいいですね。なんで描かないんですか」 とお聞きしましたら、亡きご主人の作品と(西洋と東洋という区別 ではあっても)同一なイメージで見られてしまうからじゃないかな。と。
そこに普遍的感性が流れているのであれば比べるというのは可笑しな話だと思うのですが、私の思い違いでしょうか?。とかく世間は言いたがりなんですね。
94年頃から山の作品を拝見してきましたが、なぜ「山」なのかという疑問を持っていました。私も学生時代は山ばかり描いていましたから、山の魅力は解っていたつもりでしたが、描くことにおいての決定的な違いは
「涅槃経」 に云う 「山川草木悉皆成仏、草木国土悉有仏性」(森羅万象の全てに仏の性質が宿っているという意) この言葉、直接有元さんからお聞きした訳ではありませんが、私にはこの言葉がピッタリと当てはまるようなすっきりした気持ちになったんです。
だから山なんですよね。 |