NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Thursday,
April 19, 2001
こんにちわ。お久し振りです。
余りにも久し振りでもうニューヨークレポートがあることなど忘れていたでしょう?
ニューヨークはやっとやっと春。シティホール裏の桜並木が満開です。
今回は、ホイットニー美術館で展覧会を開催中のVik
Muniz氏のステュディオへお邪魔してきました。氏のステュディオは、ブルックリンのクリントンヒルというところにあります。

朝早くお邪魔したため、まだパジャマ
テレビ撮影があったときもパジャマだった |

今年のベニス・ビエンナーレに出品予定の作品
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10年前までは、近くのプラット美術大学の学生が惨殺されたりと恐ろしい処でしたが。。。
ニューヨーク全体が経済の上向き、安定とジュリアーニ市長の政策のおかげで安全になっていて、クリントンヒルも静かでアーティストには良い環境となっていて、有名作家が集まってきているとのことでした。
ホイットニー美術館の展覧会のタイトルは、The Things Themselves : Pictures of
Do st by Vic Muniz 1月27日から5月20日まで。 イメージをお見せできないのが残念ですが。。。
5月20日までにニューヨークへ来る予定のある人はぜひ見てくださいね。
ホイットニー美術館へ行きましたら5階までエレベーターで上がり、正面のメインの会場を突っ切り、階段を降りて右手がカルダーの作品室。左手がVic氏の展覧会場です。
(ホイットニー美術館の埃です。まだ捨てないでありました)
ホイットニー美術館から集めた埃でリチャード・セーラなど、ミニマリストの彫刻家達のホイットニー美術館での展覧会風景を描き、イメージを写 取った写真群です。埃でイメージを描き出したとは思えないほど美しい彫刻のある空間を力強く表現していました。
単調なモノトーンではなく、微妙な色のトーンが冷たい灰色から暖かなベイジュまで拡がりがありました。
埃は、美術館側で集めてくれたそうですが、場所によって埃の色が違うそうです。1階は人々が外から土を運び込んでくるから黒に近い色。5階は工事をしていた為に白に近い、などなど。

コレクターに人気の
チョコレートシロップ・ドローイング |
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しかし、Vic氏の作品にしては、イメージがクラシック。チョコレートシロップで描いたイメージなど、ポップアート寄りな作品が有名なので、今回は如何に?と質問しましたら。。。
今回の展覧会は、ホイットニー美術館がテーマ。ホイットニー美術館から出たもので、ホイットニー美術館の展覧会を描いた、とのこと。
Vic氏は最初は彫刻家だったそうで、自身の作品を写真に撮っているうちに写真のほうが面 白くなり写真家へと転向したそうです。 その背景が彫刻のある空間を描くことに繋がり、格別
に印象深い作品群となったのだろうと感じました。
5月20日までにニューヨークへ行けない人達に朗報です。
今年、8月27日から銀座の「ギャラリーGAN」にて展覧会が予定されているそうです。
中央区銀座7-2-22 DOWAビル1F 03-3573-6555
(前回、日本へ行った時、銀座の鮨やさんにて。さあ、何処でしょう?)
Vic氏は日本へ行くのがことのほか楽しみだそうです。
西洋圏では街を歩くと広告や標示など言葉が直接体に入ってきて疲れるけれど、日本では広告、標示を含めて風景そのものがすべてポップアートの環境の中にいるようで、森の中を歩くようにリラックスできるそうです。
世界中の国々がグローバル化していく中で、日本は世界の文化を吸収、消化して力強いクリエイティブ・カルチャーをこれからも作り出していける国だ。と嬉しいことも言ってくれましたが、この真意こそが彼の作品群を作り出すエネルギー源なのではと思いました。
この週末にはニューヨークの空に飛行機を飛ばして飛行機雲で空に絵を描き、それを写 真に撮るそうです。
芸術の枠にこだわらないクリエイターは、澄んだ美しい目をしていました。
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