RICA BANDOのニューヨークレポート
(Vol.5)
NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Monday, May
7, 2001
日本は寒いゴールデンウイークの始まりだったとか。。。
ニューヨークは、暑い夏の日々となりました。2週間前まで裸だった木々が、日々緑を濃くしています。
同じビルに仕事場を持つ彫刻家のMomoseさんから白黒コピーのグループ展の招待状をいただきました。ローワーイーストサイドの画廊で作家がなんと28人集まってのグループ展。
そんなに大きな画廊があの辺りにあったかな?
これは面白そうといってきました。
ローワーイーストサイドというのは、マンハッタンのダウンタウン、ノーホーの東側。
アヴェニュー名が番号ではなくアルファベットとなる地区からウィリアムズバーグブリッジ辺り、最近、お洒落になってきた地区です。
●ギャラリーから溢れる作家とビジター。
Gallery Onetwentyeight.
オーナーは日本人。彫刻家のKazuko MiyamotoKさん、この地で15年間、画廊をしているそうです。
何年居ても私はなんにも知らないのだなあと実感。
ニューヨークレポートをしていなかったらずっと知らずにいたかもしれないと思いました。
●オーナーのKazukoさんとウインドーの"Bee"の作家のAudreyさん、迫力ある蜂で私はとても気に入りました。
今回の展覧会は、Altitudeがテーマ。日本語だと山、高度、という意味ですね。作家のFran Kornfeldさんがキューレイトしています。
1年に12回。1ヵ月に1回の展覧会、毎回キューレイターとテーマが変わるということです。
28人の展覧会は多いですね。と尋ねましたら、
ホリディ・ショーは、小さな作品で100人のグループショーをするそうです。
●Keiichiro
Momose : " Tsu-Ka "
画廊の大きさは、2部屋に別れていて、それでも全部あわせても12帖という印象でした。
ここに100人の作品は、圧巻だろうなと思いました。
この画廊は、いわゆるコーポレイト・ギャラリーで出品者が画廊の家賃を折半するのだそうです。
15年前は、家賃が200ドルだったそうですが、毎年値上がり、出品者が多いほど個人の負担が少なくなるということだそうです。
●Mitsuharu
Miyake : " Untitle "
コーポレイト・ギャラリーというと、5〜6人のグループショウで1人あたり$2,000ドル払わされるギャラリーもあり、悪徳ギャラリーとしてアート雑誌にアーティストからの報告が載っていることもありますが。。。
ニューヨークのギャラリーというと企画展のみのギャラリーばかりと思っていましたが、蓋をあけて見るとコーポレイト・ギャラリーであったということが沢山あると友人から聞いて本当に私はなにも知らないなあ。。。とまたまた実感しました。
●Richard
Brachman : " Big Rock Candy Mountain " サイドのボタンを押すとカントリーミュージックが鳴り出します。
画廊といっても(作品を)売る画廊ではないですけれどね。
だけど、ニューヨークタイムスのレビューにも載るんですよ。普通、皆さんこのローワーイーストサイドまで来ることはないけれど、お友達が展覧会をすると聞くと来て下さるんですよね。とKazukoさん。
●Neddi
Heller : " Scholar's Yard "
日本の貸画廊とはまたちょっと違うらしい、コーポレイト・ギャラリー。
ここ、Gallery Onetwentyeight.は、アットホームな雰囲気で、アート・コミニュティという印象。Kazukoさんを中心に作家が集まってきて展覧会をする、というところでしょうか。
オープニングに集まった人々はとても楽しそうで、発表をする、人と作品がコミニュケイトする機会の大切さを感じました。
テーマは決まっていても出来てくる作品は作家それぞれ。作家も国際色豊か。メルティング・ポットといわれるニューヨークそのものの展覧会でした。 |