NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Monday, Jul
23, 2001
今回は、ブルックリン・ミュージアムでの展覧会、" DIGITAL Printmaking
Now "へ行ってきました。
プレスとしてプレビューに行きましたので画像もお送りすることができました。
展覧会期日は6月21日から9月2日2001年。
ブルックリン・ミュージアムといえば。。。
" Sensation "という展覧会で文字どうりの一大センセーションをニューヨーク中に起こしたのが有名です。
ジュリアーニ市長がクリス・オフィリ氏の作品、バージン・マリーの肖像画に象の糞が付いているのがけしからん、不道徳!こんな展覧会をするのなら市の補助金を出さない!と怒ったのですね。
まあ、それで市長にそんなことをする権限はない、言論の自由侵害、等などニューヨーク市民の反発を買いました。これは、ジュリアーニ市長の愛人問題発覚前のことなので偉そうなことが云えた
わけですが。。。
結果的には、このことでブルックリン・ミュージアムは、開館以来初めて、行列のできるような最多入場者数を記録したし、当のアーティスト、オフィリ氏は5月末のクリスティーズのオークションで”X+Y=0”という作品が予想値を3万ドル上回る23万7000ドルで落札されるようになったし、とある意味で美術界に貢献したわけです。
私の娘が通っている学校のPTAでも、ブルックリン・ミュージアムと共同でアートプログラムを生徒に提供しているのでジュリアーニ市長に補助金をカットしないようにと懇願書を送っています。
そのお陰か、補助金が滞りなく出ているようでファサードの修理が行われています。
ちなみにブルックリン・ミュージアムは、全米2番目に大きな美術館なのだそうです。(内容ではなく建物が、です。) もちろん1番はメトロポリタン・ミュージアムです。
本題の展覧会ですが、第26回ナショナル版画展、ブルックリン・ミュージアムの学芸員、Dr. Marilyn Kushnerが3年間を費やし準備した展覧会です。
テーマはコンピューターを使用した最新アメリカ版画作家84人の展覧会。
60年代からコンピューターを使用した版画が出てきていて、現在は大型の版画はほとんどがコンピューターを使用している状況です。
私も版画作家なので興味津々で観に行ったのですが、版画に関わらない一般 の人々にも理解しやすいように4つのテーマに分かれていて、解説を読んでいくだけで、現在進行中のニューヨークの画廊の展覧会ももっと楽しんで観ることができるようになると思いました。
最初の部屋は、Num June Pike氏の大作でお出迎え。
そして、Kiki Smith氏の" Batterfly "。
まあ、この2作家は”デジダル”とタイトルがつけば、外せない作家でしょうね。
1番目のテーマは、" The Hidden Computer "コンピューター処理されたことを見せない、表に出さない版画作品群、ということですね。
Adriana Arenasilian氏の作品はビデオではなく、静止画像です。
Bill Weege氏の作品は、手前のガラスケースの中。ブックアートですね。
2番目のテーマは、" The conputer as tool "。道具として使うコンピューター。
Oli Watt氏の作品。壁面にシルクスクリーンの大作です。
この2つのテーマの部屋では”手描き、手刷り版画作品により近い”を目指している作品群です。
続遍をまたお送りしますね。
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