NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Wednesday,
Aug 22, 2001
DEGITAL Printmaking Now 続編 3番目のテーマは、Streching
the boundaries of Printmaking.
直訳だと拡がる版画の領域ということですが、コンピューターを駆使して仕上げた作 品群です。
Lillian
Schwartz氏の作品を用意してある眼鏡で見ると3Dになるの を見ている人々。
作品は画像にならないのでおみせ出来ませんでした。残念。
その他、めがねをしなくても3Dになっている作品などありましたが照明のせいもあり 良い画像を撮ることが出来ませんでした。
しかし、私としてはこのテーマの作品群はつまらなかった。
コンピューターを使って何かを造るならば、ドリームワークス制作の映画、Shurekのほうがよっぽどインパクトがあると思いました。
もちろん、エンターテイメントとファインアートを比べることが間違い、ということ は解っています。
あえて言うのは、エンターティメントは、目的のために人と技術を駆使しているけれど、ファインアートのこのカテゴリーでは技術に遊ばれていて目的が明確になっていないつまならさがあると思いました。
個人と企業の差でもあるとおもいます。
その意味では、2年前のブルックリン・ミュージアムでのMori Mariko氏 の展覧会が良かった、 企業をバックアップに思う存分人と技術を使って作品を造り上げていく潔さが伝わっ
てきました。
4番目のテーマは、
Printmaking and Photography. テキスタイルや写真のデジタルプリントです。Chuck Close氏の”Self portrait”
ポラロイド写真からコンピューターを使ってプリントした作品。
手前に見えるのは、Miriam Dym氏のMultimedia degitalprintのインスタレーション。 イメージをコンピューターを使って生地にプリントしたもので造られています。屋外広告などによくに使われている技術ですね。
この日は、Dorothy
Simpson Krause, Karin Schminke, Bonny Lhotke氏(写真)の3人がデモンストレーションをしていました。
写真からコンピューターを通してプリントしたものを彼女が考案したゼリー状の薬品 で 石膏板にイメージを移して作品を制作します。フレスコ画のようでした。
ブルックリン・ミュージアムは、私がニューヨークへ移り住みはじめた頃、80年代初頭から現代美術に力を入れるようになりました。
現代美術の部屋が新設されたと聞いて勇んで観に行った記憶があります。
その頃、ソーホーの画廊街で話題になっている新鋭作家達の作品が展示されていて、展示室もソーホーのギャラリーの様に現代的でした。
貧乏な美術館にしては随分とフレキシブルな、と言うか画期的だなと強い印象があり ました。
貧乏な美術館と随分いじわるな言い方ですが、経費を節約するために公開する階を曜日によって分けたり、 エアコンを止めていたり、ひどいときには入館者が来てからその展示室の照明をつけていたりという様子だったのです。
ニューヨークのどこでもすっかり荒れ果てていた頃ですから、入館者も少なく、寄付 も集まらず、市からの補助もわずかだったのでしょう。
現代美術の展示室を新設して被害を受けているのが、ローマ、ギリシャ時代の遺跡群。展示するところがなくなって駐車場裏、ボタニカルガーデンに隣接した屋外に放置さ
れていて、ボタニカルガーデンに生息する野兎の遊び場となっています。 (これは本当の話。私も目撃しているし、野兎を守る会というのもあります。)
遺跡はもともと屋外にあったものだから、ローマの街のように外に置いたほうが遺跡 も気が楽かもしれませんが。。。
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