NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Wednesday,
Oct 10, 2001
人々の気持ちとは裏腹な、穏やかで明るい気候の続くニューヨークです。
9月19日付け、New York Times アート欄の記事です。
コンポーザー、Karlheinz Stockhausen (73) 氏がHumburgでの2日間のコンサートを控え、テロリストアタックについてインタビューされ、
" What happend there is - they all have to rearrange thier brains now
- is the greatest work of art ever. "
と答え、コンサートがキャンセルされたとのことです。
アートのカテゴリーに制限がなくなった今という時代、この言葉は真実です。
もちろん、殺人がアートのカテゴリーになるという意味ではありません、人々の意識を変革するということがアートとしての役割を現代アートが担っているということです。
続けて、
" That characters canbring about in one act what we in music cannot dream
of, that people practice madly for 10years, completely , fanatically,
for a concert and then die. That is the greatest work of art for the whole
cosmos.
I could not do that. Ageinst that, we, composers, are noting. "
と言っていますが、心に重くのしかかる言葉です。
(私たちミュージシャンが10年間、1回のコンサートに向けて必死になって練習して、死と引き替えに完璧な作品を残す、というようなことが実現するならば史上最高の芸術だが、そんな夢のようなことは望めない。このテロリズム行為に比べたら私たち作曲家は、虫けら同然だ。)
アーティストの友人にこの記事を伝えましたら、”明日から職業替えをして医者になろうかな?そうしたら少しでも人を救える。”と言っていました。このニューヨークで、この状況下でアートの仕事をするというのは辛いものがあります。
アートレポートをするのも気が重いのですが、この辛い状況を一瞬でも忘れさせてくれる展覧会がありました。
Ace gallery SOHO の東側、住所は、275 hudson Street。
生憎、ウエッブサイトはテロリストアタックの為閉鎖になっているようです。

Hiro Yamagata氏、 ロスアンジェルス在住、NGC6093 というタイトルです。
25,000スクエアーフィートのギャラリースペースを全て使い、太陽の光を表現しています。
音のない空間に光とプリズマの色彩が多様変化を見せてくれます。
床、天井、壁面全てが一体となって見る人を包み込み、今までに経験したことのない世界へ誘い込んでくれます。
展覧会は7月中旬閉会予定でしたが、評判がよく10月20日まで延長となっています。
週末でも人のほとんどいないダウンタウンにもかかわらず、沢山の人々が訪れ、グラウンドゼロで働く警察官などの気持ちを慰めているとのことです。
年内に東京でも展覧会があるようです。
|