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携帯オサルスのおすすめランチ ランチdeチュその28

Cランチ1000円

味一筋 味の中華 羽衣 銀座本店
東京都中央区銀座7-12-14 大栄会館地下1階 TEL 03-3542-8560
ランチタイム11:30−14:00

http://www.8560.co.jp/

 美術業界に入って15年目になるギャラリーアートもりもとの佐々井さんに、今の画商界についてお話をお聞きしました。
今日のランチは、中華の羽衣さん、このお店、ある画廊さんから絶対お薦めだからと言われて・・・。凄いボリューム、美味しそうでしょ。
では、いただきます。


「こちらには、夜,随分来てますね。勤め始めた頃美味しいと聞いてきました。結構ボリュームがあるけど私は食べられます」
と、佐々井さんの頼もしい言葉。
おそばをズズズとすすりながらの画商談義。カラ揚げも話のつまには丁度いいかな。
こちらのから揚げは脂っこくない、本当はラーメンの上に置いて食べてもよかったんですよね。春雨の酢の物、御新香のさっぱり感。満腹したなって、実感が沸々と。このラーメンだけでも普通 の一人前と同じです。
佐々井さんは、結構食べても太らないからいいですね。
「でも、結構きてますよ。」と、食べ続けながら話が進みます。

●まずは・・・勤め始じめた切っ掛けから。

 「画廊に勤めてみないと叔母から薦められて、男の子と同じ丁稚奉公みたいに入りました。当時は若い人の展覧会殆どやっていなくて、年に個展が二つとあとはグループ展位 かな。熟練作家の先生たちの何処でもやっていた◯◯◯会が年に二、三回。画廊ってなんて暇だろうと思いましたね。その頃は、儲かっているかどうかなんて解らなかったし・・。やることないから掃除してました。男の子は社長の犬の散歩ですね。14年前はバブルの始まり、入った時は静かでしたよ。普通 にコンスタントに売れてました。その直後ですね、バブルは・・。
絵は売れるもんだとは思いましたね。でも当時も、この作家いいのに何で売れないんだろうと思う人もいました。今は、評価が上がってきましたけど。あんまり日の目を見ない人も・・・。それかしばらくして、若い人も売れ始めてきたんです。もりもと画廊も事務所を二箇所設けたり、解らないけど凄く儲かってたのかもしれない。二店舗目の出店時にパーティーしたんですから。頂きもののお酒を十本位 貰ったのがいい思い出です」

●昔の画商との今の画商の違いは・・。

 「今、画商はオークションに移行してます。一人歩きしていますね。跡取の子供がいたらオークション会社の方に力をいれさせて。社長さん達が画廊の将来を信じてないんじゃないかしら。ただ、やだな〜と思うのは、外国は歴史が古いし、オークションのシステムが微妙に違うんでしょうけど。日本はサイクルが凄く早いんですよ。オークションに作品が出てくるのはいいんだけど、三年前に買ったものがもう出てきちゃう。結局買う人もいるんだけど、同じ飽きっぽさで出てきちゃう。すぐに売りにでてくれば作品の値段が下がる一方じゃないですか。コレクションして10年、20年と楽しんでくれればいいんだけど」

●オークションに来るのはやはり年輩の人が多いんですか・・・。

 「オークションで買う人はちょっと若い人がいるみたいですよ。新規のね。今までのシステムの交換会であればだ一般 の人は知らなかった訳だし。それはそれでよかったんでじゃないかな。でも、何がいけなかったんだろう。ある時期から、原価がこれだからこれでどうでしょう、っていう売り方。変ですよ。原価はいうべきじゃない。正直に原価ばらしちゃうとね。自分が洋服買うときに原価いくらだからなんて絶対言われないですよ。どうして絵だけ原価言うのかな・・。画商が悪いですよ。あまり値切る人もどうかと思うけど・・・」

●アートもりもとの今のメンバーは、先代のもりもとという名前を受け継ぐかたちでしたよね。

 「先代の社長が亡くなって、今のメンバーで始めました。今の社長は働きものだけど継いでからずっと景気が悪いから大変です。始めた当初は結構知らん顔をされたこともあったけど、まあ、人ってそんなもんでしょ。意外な人が協力してくれたり、若い作家さん達は優しかったですよ。そういう作家さん達の画歴に、今までウチで展覧会をやってきたという経過がのるじゃないですか。しばらくちょっと保ちたいねというのはありました」

●東京で商売するのはは好きですか。

 「私は東京の人間なのでここで商売するのは好きですね。たとえば仕事で地方に行っていやな思いをする時、東京っていいなと思う。地方は地元意識が強いけど、東京はなんでもありだから・・」

●美術業界、これからは・・・

 「私は好きだし、どんな形であれ残っていくし、未来が暗いとも思っていないです。大変な時代だけどみんな画廊をやめないじゃないですか。たとえば縮小する所でも体力的にキツくなった年齢だからとか、そのぐらいの年齢の人は私は好きですけどね。一時代を築いたかっこよさがある。画廊のむつかしさは、たとえ二代目といっても先代と同じことやっても無理なんですよ。
また一方では画廊に勤めた事もなくて始める人も多いんですよ。コレクターと称して貸画廊をやったり。この頃はいいかげんにしてくれって気持ちが強いですね。作家はコレクターに対して甘いから、いい人だという立場で接しますよね。一方画商に対してはビジネスだからと構えますよね。私コレクターだったんです。とか、以前あなたの作品買ってるんですとかいいながら画廊始めるんです。この頃はそんなのばっかりが増えてきちゃって。ちょっと考えれば、どちらもビジネスだってこと作家の人も解るとおもうんだけど。
ここで 話を元に戻すと、オークションの隆盛など今までとは環境が変わってきてる訳だけど、本当は力が有る大手画商さんが・・・、いまでは夢見たいな話だけど、リーダーシップを発揮すれば違った気がします。今さら無理だろうけど。時代が変わったから。まあ逆にそうじゃないと自分たちの出番がないですね。
ともかくビジネスとなったらうまくたちまわれる人は色々やったらいいし、出来ない人はまじめに生きなきゃ。躍らせれちゃいけませんよね。バブルで間違えちゃって、ずっと間違い続けているような気がします」

お互いかなりしゃべりながら、あっというまに全部食べ尽くしてしまいました。美味しかった。
「ここは上品な味ですよね。思い出したけど、前菜が美味しかったですね。くらげとか・・・。」と、佐々井さん。

 こちらは今回いただいたCランチ(1000円)だけが固定されています。A、Bは日替わり(900円)サラリーマンのお客さんが殆ど20年まえから営業、随分親切にして頂きました。ありがとうございました。

佐々井さんはとても芯のしっかりした方。話も歯切れがよくってとても明快、一度では 話尽くせなかった気がします。
内輪話になってしまったのかな・・・。
今回は 「がんばれ!女性アートディーラー」でした。又の機会をお楽しみに!

ギャラリーアートもりもとページ http://www.artmorimoto.com/

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