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携帯オサルスのおすすめランチ ランチdeチュその36

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お店から・・・
最初にルーだけ舐めてください。甘い感じでしょ。それからご飯 と混ぜて、段々辛くなってきますから、かなり辛くなってきたら卵と混ぜて下さい。カレーではなく辛来飯(辛いライス)美味しく召し上がれますよ。


辛来飯とコーヒーの店 ニューキャッスル
東京都中央区銀座2丁目3番1号 TEL 03-3561-2929

 こちらのお店は 「はなこ」 など雑誌でもよく紹介されています。 入り口には料理評論家 “おいしゅうございます” の岸朝子さんが食事をしている写真が・・。近頃の銀座ではちょっと珍しいレトロな雰囲気を感じさせてくれます。
こういうお店ってご主人が気難しい・・・。と思いきや、とっても気さくなご主人。二代目の宮田さんです。以前はサラリーマン、家業をついで5年目。長男だから?と思っていましたら先代のご長女の旦那さまなんですって。でも、お顔が先代とよく似てる・・。間違われる事がしばしばだとか・・。

 下駄履きで入れる店を目指した先代。創業は昭和21年11月コーヒーの店としてオープン。ここのカレーは全部手作り、カレーと呼ばず辛来飯とメニューに。初めて辛来飯を食べたお客さんはお袋の味に似てると?

 「和風だからじゃないかな。しょうゆとみりんが入ってるから。 ちょっと元気の無い時や風邪ぎみの時に食べると治るんだよ。ニンニクや生姜が入ってるから汗が出て、元気がでるのさ」

と、ご主人。野菜と果 物が入っていてとてもヘルシー。う〜ん。どんな味か楽しみですね。

ちょうど八月にニューヨークから帰国した、作家の間島秀徳さんとご一緒に、辛いカレーを、アッチッチち! ホントに辛いです。

では御馴染みのインタビューから・・・

●美術を志した切っ掛けは?。

 「つきなみですが子供のころから絵が好きで、夢中になれる時間がもてたんです。美術の古い雑誌が沢山あったのも影響してますね」

●日本画を目指された訳ですが日本画科への大学受験、大変では・・。

「僕は予備校で教えていた事があるから解りますが、受験はヘンなスポーツみたいなところがあるんです。受験生はレベルまでいかなければならないし。大変な修行の場です」

●予備校生の絵は皆同じに見えるのですけど・・・。

 「そりゃそうです。受験は目立っちゃ駄 目なんです。誰だか解らない絵を描かなければいけない。レベルが高いですよね(笑)。特に芸大の試験はヘンなのを落とすだけですから、何にも個性が無いような絵をちゃんと描けた人が入るんです」

すみません。オサルスは芸大の日本画落ちたんです。やっぱり変だったのね。

●では、入ってから個性がでるのですか・・?

「でも、そこでエネルギーが出せずに終わる人が多い、そこでやっていた事ががシガラミに なる場合もあります」

●1960年生まれの方達の台頭が日本画を変えてきた訳です・・が。

 「自分の模索から始まった訳で・・・、変えてやると言う意識ではなくね。見せ方もやり方もはっきり形を変えてのプレゼンを考えてました。従来の日本画と同じに見られるのが嫌で、積極的に逃げてましたね。
高校生の時から、日本画の状況は解ってました。又、欧米の美術の動きも無視できないし、公募展と同じに一つの枠の中に収まるようなものをずっと出していく訳にはいかないし、それこそ実験ばかりですよ。
20代の頃なんて将来の予測がつかなかったです。その方法としてかなり過激にやっていかなければならなかった。物量 作戦や大作を描いたり、凄い根拠があった訳ではないですけど・・。何か違う形をハッキリした形として表に出していかなければならなかったですね。」

「私は、新しい日本画と言われるのが、ある時期凄くいやでいやで、そんなつもりでやってきたのではないと・・。自分でやりたいようにやってきただけですから。でも、そうなってくるともっと違うやり方をしていかなければ、まだ新しい日本画でやってるわけって思われて・・自分が凄く狭くなってきてしまうような感じが・・・」

すみません。日本画の話を言い出したのはオサルスです。

●日本では日本画はグローバルなものとして考えられないところがあるんじゃないですか?意識の問題ですかね。

 「そうでしょうね。去年アメリカへ一年間行って、日本画の話なんて出てこないですよ。ある画廊の方に絵を見せたんですけど、凄く丁寧に見てくれて、意見をはっきり言ってくれました」

作品として見てくれて当たり前のことが、付属の部分に注目して絵を絵として見ないんですよね、日本は!。(オサルス)

さあ! カレーの登場!

「最初にルーだけ舐めて下さい。甘い感じでしょ。それからご飯 と混ぜて、段々辛くなってきますから、かなり辛くなってきたら卵と混ぜて下さい。カレーではなく辛来飯(辛いライスです。)美味しく召し上がれますよ」
親切な説明は奥さんから。
まずは、きまり通りに一口、不思議と懐かしい味。小麦粉を焦がして作るルーは独特の風味が・・・。

 「美味しいですね。これだったら一杯食べれるかも」 と、間島さん。

メニューは駅名なの?
品川(多いの手前)ダイエット用、480円。
大井(多い)これのみ卵なし、530円。
大森(大盛り)、630円。
蒲田(大盛りの先)740円。
普通に食べるのなら、大森ですが、男性には物足りないかな。先代のおじいちゃんが、国鉄に乗っていて気がついたメニュー。
洒落てます。値段も良心的でしょ。
食べ進むうちに、どんどん辛くなってくる。辛来飯(辛いライス)
ホット・ホットでほっとできるお店です。なんちゃって!。

● 文化庁から行かれた一年間のアメリカ生活はどうでした。

 「貿易センタービルには随分行きました。一番上の階ではアートレジデンスで制作してる人が沢山いました。寝泊りしてた人もいたんです。スタジオもあるし、亡くなった人もいるらしい。ショックです。
あと画廊や美術館を徹底的にまわりましたけど、あんまり面白くなかった。飽きてきちゃう。
自分は単なるアートファンではなく作り手だから、結局アートだけ見ていても何も新しいものは見出せないでしょ。ただ、アメリカは新聞や何かの取り上げ方が違うんです。それがあって日常的に皆が見てます。日本のように好きな一部の人だけが見てるわけではないです。行った所はフィアデルフィア。いい所だし、まわりもいい人ばかりでした」

●これからの展望は・・。

 「展望? ちょっと前までアメリカにいましたので、あの事件にショックを受けてまして、今気分的に手が動かないです。ひとごとに感じられなくて自分に何が出来るか考えてしまうし、アートを見る人の見方も変わってくるのではないですか。いい時代なら装飾的な華美なものを好むとか平和であれば成り立っていたような事も変わり始めた。あの事件以降なにかが変わったような気がします。あれによって自分が少し緊張しているような。のんびりはしてられないという気がします」

「アートシーンとしてロンドンやベルリン、東京は注目されてますが、状況を考えるとこれからは作家も自分の住みやすい所やマーケットがある所にどんどん動いていくのではないですか。
これからの時代、物質的な生活の土台は確かに必要だし、美術界に於いて大事なパートナーは必要だと思いますが、反面 誰にも頼れないでしょ。ギャラリーや美術館にも頼れないですよ。自分でどうにかしなけば駄 目です。
野原にに一つ作品を置いてこれでいいんだと思えるような自分を強くもっていないと。このぐらいの心構えがなければ、そしてそれを探して行かないとね。チャレンジ精神がなくなったら終わりですよ」

そりゃそうですね。(オサルス)

オサルスもお金はなくても心に錦だけは在るつもり、ボヘミアンとなりながらも生きる道だけは間違わないよう がんばらなきゃ!。死ぬ時は、物質的なものなんて何ももっていかれない訳だし、生きてる間に自分に何が出来るかってチャレンジしていかなくては・・・。
ネバー・ギブアップですね。
今、間島さんは茨城県に住んでらっしゃるんです。夏にプラネタリウムばりの夜空とホタルに感動したとか。遠路はるばるありがとうございました。

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