gaden presents - gallery / artist / dreamer / exhibition / network

RICA BANDOのニューヨークレポート (Vol.23)
バックナンバー Vol. 22 Vol. 21
Vol.20 Vol.19 Vol.18 Vol.17 Vol.16 Vol.15 Vol.14 Vol.13 
Vol.12 Vol.11
Vol.10 Vol.9 Vol.8 Vol.7  Nol.6 Vol.5 Vol.4 Vol.3 Vol.2 Vol.1

NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Sun, 3 Nov 2002

 今週からぐっと寒くなったニューヨーク。秋のビックイベント、ハロウィーンがある週。
久し振りに絵描きの友人とチェルシー画廊まわり。12時半に7アヴェニュ−と23丁目の角で待ち合わせ。
近くのカフェでサンドウィッチとコーヒーで軽くお昼。

”寒い寒い!”とコートをしっかりと体に巻き付けながら歩く友人。
”マンハッタンはブルックリンより暖かいよ。”と私。

最初に行ったのは21丁目、TANYA BONAKDAR GALLERY, Uta Barth 展.
冬の木々のデジタルイメージをプレキシイグラスにマウントして、壁面全体にインスタレーション。美しかったけれど撮影禁止。

這々の態で21丁目、PAULA COOPER, Sol Lewitt展へ。
http://www.artdealers.org/members/cooper.html
ドローイングとしての作品かしら? 彼の色の組み合わせはいつも美しい。

22丁目、友人お目当ての MARIANNE BOESKY GALLERY, saucer tale 展、奈良美智氏の展覧会です。
http://www.marianneboeskygallery.com/index2.php
友人はこの夏、トンプキンソンパークに展示された、泣いている白犬の立体作品がことのほか気に入ったようです。犬の運動場横だったそうです。
私は夏に北海道立旭川美術館で本格的な個展を観ています。
小学校1年の娘に2000円のドローイングの本を強請られて散財しました。

同じく22丁目、MAX PROTETCH GALLERY, Brian Alfred 展。
http://www.maxprotetch.com/cgi-bin/bb.cgi
ご親切に日本語のプレスリリースもありましたが、”天才アーティスト Brian Alfred ”と書かれていました。英語版を調べたらgeniusという単語は見当たりませんでした。
日本人は”天才”が好きなのかな? 今は”鬼才”の方がインパクトがあるような気がするけれど。。。
まあ、若いアーティストということを強調したいのでしょうけれどね。本当に若い。まだ30歳前です。

友人が、”I'm jealous ! He's still before 30's. ”と会場を出た後に唸っていました。ちなみに彼女は35歳。

24丁目、MARY BOONE GALLERY, Karin Davie 展。
http://www.maryboonegallery.com/
彼女の作品は色は変るけれどフォームはいつも変らず。さすがに1点しか売れていませんでした。いつもオープニング直後に完売のギャラリーで。。。やっぱり変らないというのは恐いことです。

最後のお目当ては、25丁目、A. I. R. GALLERY、Beatrice Riese 展。
http://www.maxprotetch.com/cgi-bin/bb.cgi


  このギャラリーは、1972年、女性アーティストたちが集まって非営利で始まりました。今も変らず、女性アーティストの為にと詠っています。

 運悪く、作家は今画廊から帰ったばかり。。とデレクターのDana Muller さん。
友人は、Ms Beatrice RieseのドローイングをSOHOのギャラリーで買って持っていて、何年か前にバルティモアーで会った事があるそうです。
作風は当時と変っていて、この展覧会のカタログには ”Writing Art: Letters without text ”とあります。

原始的な香りを漂わせながら限り無く優しいラヴレター。
作家自身、アフリカ物のコレクションをしていて、ブルックリンミュージアムが彼女のコレクションの展覧会をしたこともあるそうです。
原始的な香りは彼女の血になっているんですね。

作品のデテールを撮ったのは、1文字が1ミリ四方に満たないから。

作家はなんと現在85歳。敬服に値する体力、気力です。
この展覧会の最中に目の手術もしたそうです。それでも画廊に出掛けて来るのですねー。

 画廊を後にして、友人に ”若い作家に妬くんじゃないわよ。彼女は85歳よ。85歳だってこれだけのことが出来るんだから。私たちだってこれからまだまだ長いのよ。”と一言。

そして20丁目の画廊がつまっているビルを一巡りして4時半。背の高い友人の歩幅に附いて行けなくなり、疲労困ぱい。
別れ間際に友人一言。
”アート鑑賞は製作するよりずっっっと! 疲れるよね。”
この言葉をオサルスに捧げます。

バックナンバー Vol. 22 Vol. 21
Vol.20 Vol.19 Vol.18 Vol.17 Vol.16 Vol.15 Vol.14 Vol.13 
Vol.12 Vol.11
Vol.10 Vol.9 Vol.8 Vol.7  Nol.6 Vol.5 Vol.4 Vol.3 Vol.2 Vol.1

(c) Photo - Report. RICA BANDO , gaden

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
RICA BANDO
1984年よりニューヨーク在住。その間、ニューヨークでのグループ展など多岐に渡る活躍。
作品はハンタードン美術館をはじめ多数コレクションされている。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

gaden presents - gallery / artist / dreamer / exhibition / network