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携帯オサルスのおすすめランチ ランチdeチュその44

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サラダを添えた
オマール海老のマリネ

ラズベリー風味
雑穀のニョッキ

リンゴ入りクリームチーズソース
全粒粉入り手打ちパスタ

鴨肉のソース・ゴボウとキノコと
鶏肉の軽い煮込み

デザートは10種類?から
選んでティラミス&コーヒー

アト−レ
東京都中央区銀座1-11-2 Hotel Seiyo Ginza内

 ホテル西洋銀座内のイタリアンレストラン 「アト−レ」 は数々の賞をとられたシェフが、感覚に磨きをかけた料理を食べさせてくれるレストラン。
とても昼のランチとは思えないメニュー。とにかく豪華。5品も出てきて食べきれません。(サラダを添えたオマール海老のマリネ ラズベリー風味・雑穀のニョッキ リンゴ入りクリームチーズソース・全粒粉入り手打ちパスタ 鴨肉のソース・ゴボウとキノコと鶏肉の軽い煮込み・デザートは10種類?から選んでティラミスを、&コーヒー)メニューを書くだけでもたいへんです。
ただし、一流のお店はお客様に対する気遣いも一流、店内撮影不可。写真はストロボなしで撮らねばならない、手ぶれを起こしていて美味しさが半減しているかも知れません。残念ですがご勘弁を。

最近はどうですか。売れてますか?

 「売れない事は無いよ」 と、おっしゃるベイスギャラリーの社長の大西さんにお店をご紹介頂きました。

美術のお仕事は何年くらい・・・。

「12年前からです」

切っ掛けは・・・・。

 「奇麗事みたいだけれど、作る人に対する敬愛があったのと、人間には3種類の仕事しかないと思っていて、作るか、サービスか、売るか、それの何百種類かが組み合わさって何千種類の仕事になっていく。僕は作る人間ではないのでモノを売るしか出来なかった。今日仕入れて今日売るという生鮮を極南とするのなら、美術は極北にある。一番モノを売るのに近くないというか。ぶれるという事が面 白いと思ったんです。美術を選んだのはぶれるから」

ぶれる?

「完全なものではないから。モノのくせに」

- - - う〜ん?- - -

「現実はモノしか売れないから、モノ売りを選んだんです。僕は画商もモノ売りだと思う。だけどモノとして選んだのだけれど、単なるモノでないから魅力がありますね」

今、凄く厳しい状況ですが、作品は売れるのですか?

 「じゃあ、なんで皆食べてるの? 他の画廊と付き合いないから解らないけれど。不思議だね。
今、画商といってもディ−ラーが嫌ってほどいるんですよ。自称アートプロデューサーだとかディレクターだとか言っている人も一杯いる。その人たちはそれはそれでいいし、モノを作らない作家も沢山いるし、プロモーターとして画商を欲しない作家もいる。作家が一人立ちしていて、画廊は完全にプロモーション化してる部分もある。芸能プロ化しているというか・・・。
僕はそれは性にあわないからしたくない。いい悪いではなくてね。そうは言っても商売だから完全に線を引くのではなく、だぶる部分はありますよ。売るためにはそれに近いプロモーションをする事もね。でも、僕はディーラーだから。

そう、売れるかって言う質問だよね。

売ってますよ。現代も近代も両方ね。現代美術の看板掲げながら現代美術で食べてるところ無いでしょ。それを恥じてはいけないし、恥じる事ではないです。だから二重構造的な事は止めて欲しいね。看板は看板、それを何故かクスと笑うのはなんなんだろうなあ〜。
現代美術がそんなにカッコいいものなのか。カッコいいも悪いもないでしょう。美術は美術なんだから関係ない。看板上げて評価される事ではなく。自分の誠意の問題でしょう」

二重構造(フラットでは食べていけない)が染み付いているのが、日本の美術の業界じゃないですか。この状況では淘汰されてきますよね。

 「もう淘汰は始まっているよ。現実に売れるモノは、骨董に近い近代美術品でしょ。それをやっていけば食べていける。それでもお客さんの開拓と営業をしなければ売れないですよ。では、何故画廊にピカソや棟方を並べないのかというと、簡単に言えば壁に飾って売るものではなく、マンツーマンで売るモノだから」

営業はどうやって? お客さんにはそんなに売れるのですか。

「日本全国にお客さんはいます。努力の結果。営業方法は人には言えないな。僕はもともと画商界にいなかったから、他の画廊のやり方を知らないし、お客さんにはダイレクトに売っていますよ。でも、どうして美術は偏るのかな・・・。日本画だってやったっていいじゃない。そこに歪みがあるんだよ。何で肩肘張るんだって・・・・。皆そう思ってるんじゃないのかな。これではマーケットは出来ないよ」

現代美術はマーケットがないですよね。がんばっている画廊もありますが・・。

「えっ?商売してるの、そうは思えないな」

何故です。

「だって作家が自分でプロモーションが出来るじゃない。画廊が商売していると思えないし、作家側も画商の力を必要としてないんじゃないのかな。マネージメントとしてなら別 だけど」

でも、昔の作家は・・・・。う〜ん。誰とは上げられないけれど。

「そうでしょ。いないんだよ」

では、商売の成立するものに育たなかった要因はなんだと思いますか。

 「好きじゃないからでしょう。だってオタクかマニアだけじゃない。マニアに限ってお金ないし。近代美術も順序をたてて買えるように、長い時間かけてないでしょ。わずか15年位 だよね。ごく一般のお金を持っているお客さんが、いい版画を集めていく風潮は何処にもないでしょ。
一速飛びに画廊は現代美術、現代美術と言い始めて、現代美術がカッコいいから言っているだけで順序を追ってない。元々お客さんは美術が好きじゃないし、ご飯食べるほうがよっぽどいいし、それが素直。無理しちゃいけないよ。無理やり現代美術がいいって言っても、お金を払うときに正直にでますよ」

- - - そりゃそうかも・・・。- - -

「僕は近代を扱いながら、現代美術のお客さんに時間をかけて薦めてるつもりだけどね」

話は変わりますけど、他の画廊はご覧になるんですか。

「殆ど見てます。名前は書いてこないけど。ファイルも作っているし、今年はかなりの数の展覧会をするつもり・・です」

展覧会ですか・・・。

「う〜ん。僕は二、三年体壊していたからね。三年位はしなかったんだ。大竹(伸朗)さんはしたけど。今年は5月にやりますよ」

作家を選ぶ基準はなんですか。

 「戦略と生理の戦いですよ。戦略の匂いのするものは好きではないし。生理のあるものがいい。口ごもった方がかっこいい場合もある。僕は戦略的にものを言うけれど、作家はモノを作る生理のある人がいい。
戦略的な描き方する人は見ただけで解るものね。絵描きに戦略は無くていい。勿論画商は戦略で動きますよ。訳の解らない現代美術があれば噛み砕いて言語で伝えなければね。そうでなければ売れないですよ。僕は商売でやってる商人だから。」

外国の作家を日本で扱う事に関してはどうですか。

「外国とはマーケットの構造が全然違うから、こちらでの展覧は殆どセカンダリーでしょ。セカンダリーは楽だし。」

何故日本人の作家をむこうで売ろうと思わないのですか。

「日本で売れないのに、何でむこうで売れるのよ」

アジアのマーケットはどうですか。

「日本でもマーケットが出来ないのに、アジアでも無理ですよ。」

外国の作家を扱っているとカッコいい面 はありますね。

「そうファッション的でかっこいい。でも、画廊をみると貧乏くさいところはあるね。確かに若い世代はよくやっているし、がんばっていると思う。マーケットが出来たかどうかは何とも言えないけど・・・。」

日本では総体的に見て、作家の育ち方は遅れてますか。

 「美術が特殊なものと言われているうちは駄目だな。この国は、ファッションも特殊、クラッシックも特殊・・そんな事言っている内は駄 目です。何時か変わるかもしれないけど、50年経っても直らないかも。
この業界は誰も知らない業界だよ (これは書いておいてね)。その認識から始めないと・・・。
日本では美術でも音楽でも世代によって歴史が分断されているよね。それが文化的インフラが遅れている理由。ベーシックなものを楽しむ事よりも、隣の芝生ばかり眺めているから。
まあ、えらそうな事を言ってるつもりはないけど・・。評論家でもないし、ディラーなので展覧会をちゃんとやって、作品を売って皆さんに見てもらう事が大事。解りづらくしないで解りやすくやっていきたいね。地道な画廊としてね。ベイスギャラリーはベーシックな画廊。取ってつけたような事や小さな業界なのに大きな事言うのは嫌いなんだよ。」

お忙しいのにどうもありがとうございました。

ベイスギャラリーの社長の忌憚の無いお話。如何でしたか。かなりオフレコの部分もありだったんですけど、こんな感じなら許容範囲ですか?

ストロボが使えないので写真がちゃんとしていなくて申し訳ありません
(どこまで修正できるかはHP作業場の職人技にかかっています)。
とってもゴージャスなランチでした。5品の中では海老が最高に美味しかった。ご馳走になってしまったので金額は聞けませんでした。 改めて ごちそうさまでした。
因みにオサルスはこのコーナーでお昼をうかしてる訳ではないんです。自腹の時のほうが多いし。いつも美味しいもの食べてるなんて思わないでね。

ベイスギャラリー http://www.basegallery.com/

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