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携帯オサルスのおすすめランチ ランチdeチュその60

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ブルーハワイとマリブ

ライチ

 今年は冷夏などと誰が言ったのやら・・・。しかし暑い・・・。なんて暑いの! 東京は!。グズグズ言っててもしょうがない。
 やはり夏といったらリゾートでしょ。ハワイなんていいんじゃない。ちょうどニューヨーク在住のリカさんも来るという話だし、ワイキキで待ち合わせ。なんてね。今日はちょっと豪華にハワイのテラスで 『ランチdeチュ』 ・・・。

ある訳ないのよ!。キング・オブ・プアーなオサルスにはさ! 今回も猛暑の東京はギンザからで〜す。


NELSON'S BAR
東京都中央区銀座2-4-18 TEL 03-3561-6277

 オサルスとリカさんの出会いは、2000年の12月7日。おサルが縁で?知り合って・・・。(詳しくはこちらのページを見てね。http://gaden.jp/info/2000/001211/1211d.htm)毎月のニューヨークレポート、感謝、感謝のオサルスなのです。
オサルスは知らなかったけど、若い頃リカさんは佐藤忠良先生や岩野勇三先生のモデルをしていたとか、どうですか皆さん? 美人でしょ。それに加えて勉強家だし、チャレンジャー。(ちょっとヨイショしすぎかな?)
もうニューヨークに18年も暮らしている板東リカさんに今日はご一緒して頂きました。場所は銀座2丁目のNELSON'S BAR、ハワイアンの音楽が流れて飲み物もブルーハワイとマリブ、おつまみはやっぱりライチでしょ。(全て500円)。ん〜冷たくて美味。でも涼しげに見えてもやはり東京暑〜い。

●ところでリカさん今ニューヨークのアートシーンはどうなんですか。

 「いや・・・。画廊持っている訳ではないので全然解りません」

●でも日本から見ているとニューヨークは何かあるような気がするんだけれど・・・。今アメリカの画廊は何をしてるの?

「基本的には売れる作家しか扱わないわね」

●売れるものって何ですか。

「昔、日本からアメリカに行く時に、私の主人(彫刻家)は日本の画廊から『アメリカは抽象じゃなきゃ駄目だ。』と言われてたのだけど、そんな事は無いわね。アメリカでも一般の人は具象が好きなのよ。日本と変わりがないわね。
売れるのは具象。但しアメリカはコレクターが多いんじゃないのかな。以前あるアーチストが言った事を読んだ覚えがあるけど『アメリカやヨーロッパのコレクターはポケモンカードを集めるように有名な作家の作品を買う。』というのよ。本当にそうだと思うわ。結局一般の人がコレクターになるわけだから幅が広いのよ」

●このごろアメリカは、先行き不安でお金を使わないんじゃないですか。

 「かなり悪くなって来ているし、もっと前から潜在的に悪いの。表に出なかっただけ、今、やっと出てきたのよね。
アメリカ人の一般的な人達(中の下)はカードでお金を使っているだけだから、借金が増えているだけなの。勿論『家』という財産があるし・・・家を買うのは家に投資をする為でそれが財産なの。
日本人と違って、例えば若くて家族が多くなってくれば大きな家に住むし、子供が独立すれば・・・段々小さな家に住む・・・みたいに転売していく訳。それが一般に行われているから、ある意味豊かなのよね。もの凄い高い買い物をしても、転売すれば儲かる・・・。
それで一般の生活用品や服などを買うのよ。結果はひたすらカードの負債額が増えるだけなんだけど・・・。それでも皆使うのは・・・何故かと言えばアメリカのバブルの夢が捨てられないからなのよ。そういう部分が潜在的にもう5年位続いてる。景気は本当に良くない、でも私の小さい版画の作品は売れるわよ」

●それは部屋に大きな壁があるからでしょ。

 「そう。飾る壁面があるから・・・。大きな庭付きの家を買えば、庭に彫刻を置きたいのよ。例えばオープンステューディオをしてコレクターがアトリエに来るとすると、彼らは相場を知っているし、彫刻なら10フィート以上のモノが欲しいの。あの広大な庭にボンと置きたいから小さいものは見栄えが悪いでしょ。
そうするとブロンズの作品だと高価だから石や木彫の作品を買うのよ。それは10フィートでも値段が安いから・・・よく知ってるわよ。だから必ず材質を聞くわね。アメリカ人の頭にはブロンズがないの身近じゃないから、身近な物はプラスティックなのよ。馴染みがあるし・・・。
現代美術でプラスティック系のモノがよく出るのは判るわね。アメリカでは食器もそうだし、町を歩いてもブロンズのものはないでしょ。逆にヨーロッパの人はブロンズのモノを見ると『凄い』と喜ぶのよ。それは環境の違い、カルチャーの違いよね。オープンステューディオをすると実感しますね。日本でもプラスティックや樹脂系のものが身近に感じられるようになってきたから、作品も多くなってきてるじゃない」

●話を少し変えますが、展覧会の情報はどこから・・・。

「日本と同じで雑誌から 『アートインアメリカ』 が情報量が多いかな。一番早いのは『ギャラリー』という情報誌、それはタダでどのギャラリーでも配ってます」

●ギャラリーと作家の関係はどうなんですか。

 「画廊がきっちり作家をマネージメントしてるわね。アーチストはアーチストの仕事をしていればいいと・・・それはいい画廊がつけばの話だけど・・・。画廊側が作家を縛るし、他の画廊では絶対やらせないし・・・。画廊同士で人身売買みたいな事をするのよ」

●トレードするという事ですか?

「そう。もの凄く契約が厳しいわよ。日本のように作家が自分で仕事をとるなんて事はないわね。がっちりつかまれてるわけ。画廊もメリットがなければやらないわよ」

●そりゃそうですね。アメリカで日本の作家の展覧会は見ましたか。

 「フィラデルフィアの美術館で、コレクションになっている村上隆さんの版画を見ましたが、良かったですよ。評価されるのは判るわ。実際フィラデルフィアのキュレーターの眼がいいのだと思う。ミュージアムのキュレーターの評価がきちんとしているし、彼らはお給料で働いてないから・・・」

●え! じゃあ! 何で働いているの。

「勿論家柄よ。財産持ってるもの。キュレーターの給料なんて関係ない。お給料目当てでやってるんじゃなくて好きでやっているから、そういう家の出身じゃないと・・・」

●アメリカは階級意識が強いみたいね。

 「コネチカットとかをドライブしてみると、どれだけの財産があるかわかるわよ。桁が違う。
アメリカの美術館は作品を買う力はゼロなの。
以前ニューヨークタイムズで読んだけど、キュレーターの一番の仕事は作品をもらう事。ある作家の作品を集める時に最初にコレクターと食事をする。コレクターも何処そこのキュレーターと食事をした事がステータスになる。その後色々あって最後に『あの作品をくれない?。』とお願いするのよ」

●もし私が作家だったとしたらどうすれば?。

「画廊は大変じゃないのかな。入るのはもの凄く大変だし、でも一番はコネクションね」

●日本人の作家をアメリカの画廊は相手にするの?

「日本で有名でも向こうではステータスにはならないわね」

●作品次第って事なの?

「いや。作家が持っているコレクターを画廊が期待してるし、
『まず最初にあなたどれだけコレクターを持っているの?。』
と聞かれたと友人が言っていました。そういう事の比重は大きいと・・・」

●じゃあ! 日本のデパートの画廊と同じだね。 ところでリカさんが毎月送ってくれる展覧会情報は何か基準はあるんですか。

 「ん〜。来るんです。見なくちゃいけないものは、なぜか向うから来るの・・・。
自然に自分に興味のあるものは耳に入ってくるし・・・凄く有名な展覧会は情報が山ほどあるから自分が書かなくてもいいしね」

- - - - そうですね。オサルスのやっている事も、まだ有名じゃない作家が何を考えて作品を作っているかに興味があるわけだからね。

●最後に生き方のモットーは何ですか。

 「自分自身に対してに正直に生きられるかです」

ありがとうございました。

うちのウェブマスターから、リカさんへの言付けは・・・・。
「リカさんは名刀を持っていますね。切れ味がいい」 と、伝えてくれでした。

え? じゃあ! オサルスは何なのと聞いたら 「gadenオーナーのは鉈(ナタ)だよ」 だってさ。

それをリカさんに告げたら、切れるからいいじゃない・・・と、慰められて・・・。ニューヨークタイムズに作品 (コメントつき) を紹介されたリカさんだから、オサルスと比べられてもね。

最後にワンショットワンコメントの感想を聞くと 『つまんない。もっと書けばいいのに』 でした。それと、お友達から 『お願いだからgadenを早く英語にしてと、頼まれてるのよ』 と言われて・・・。 又もやううう〜〜〜。この暑いのに冷や汗が流れるオサルスでした。では、リカさん又宜しくネ!。

RICA BANDOのニューヨークレポートはこちらから http://gaden.jp/info/

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