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携帯オサルスのおすすめランチ ランチdeチュその72

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五目そば
25周年記念で麺類と定食は、ALL 900円

ナスのピリカラ 2000円


中国料理 ニュー北京
東京都中央区銀座5-8-13ファイヴスタービル6F TEL03-3574-711

 来年も日本の景気は駄目みたいだけど、おとなりの中国はイケイケモード、特に上海がいいのだとか、でもな〜オサルスが上海へ行って商売するのはとても無理だものね・・・。
だからという訳ではないけれど、今日ご紹介する 「ニュー北京さん」 名前は北京だけれど実は上海料理のお店。
上海料理でも食べながら気分だけでも盛り上げましょう。WAUUU・・・。


 こちらはビルの六階にあり常連の方が多いのだとか・・・。今回はその常連のギャラリーオーナーKさんのお薦め。
『絶対に美味しいから。』
の一言で今日は評論家の赤津侃先生とご一緒に。

評論家にはどうすれば成れるのかな〜。中々怖くて聞けない事を聞いちゃいましょう。
赤津先生やさしそうだから大丈夫でしょう。

●唐突ですが評論家にはどうしたら成れるんでしょうか?

 「今、美術評論家連盟に164人位が在籍しています。美術館の館長、美術大学の教授、学芸員、美術記者、出版社にいた方などが多いですね。何らかの形で美術に関わってきた人達が評論家になったケースが多いです。
まあ・・・美術評論家連盟に入るのは二人の推薦人が推薦すれば入れるんですよ。唯、評論家連盟に入ったからって一貫した特典がある訳ではないですけど、世界中の美術館に無料で入れるとかはありますね」

・・・いいなあ〜。

「日本はシステムがかわっているから全部は入れないけどね。あとは文化庁の派遣の推薦が出来るんですよ」

・・・最近文化庁の派遣は多いですよね。

●評論家連盟に入るのはかなり勉強しなければ入れないですよね。その二人の推薦者も見識がある方でないと・・・。だからでしょうか評論家の方が書く文章は難しくて・・・。

「例えば評論家でも学芸員を兼ねた評論家の図録は難しいですね。最近の展覧会は膨大な量の図録を作るから、毎週三冊位読まなけりゃいけないからね。大変ですよ。かなり難しい事書いてるんだから。僕らだって読むのは大変だし、だけどね美術記者出身の評論家はやさしいですよ」

 お待たせしました。
五目そばと海老そばです。今25周年記念で麺類と定食はALL 900円です。
こちらはナスのピリカラ(2000円)当店のお薦めです。餅(ピョン)に挟んでお召し上がり下さい。

(二代目オーナーの長井さん。美人で商売上手!)

わあ! 凄い量ですね。味は如何ですか?

 「美味しいですね。味にコクがある。それにお店が混んでいるね。人気があるのでしょう」

ホンとに混んでますね。細めんが好きなので麺がもう少し細いともっと嬉しかったけど・・・美味しい。とろみが付いたこういう中華味はかなり好きです。ナスをパンみたいな感じの餅(ピョン)にはさんで食べるのは初めてだけれどピリと辛くて油っぽくなくて美味しい。麺の具が盛り沢山だからこれなら今日は夜ご飯食べなくてもOKかも。

●子供の頃から美術評論家を目指されたのですか?

「僕は大学は慶応の経済学部で高校生の時から新聞記者になりたかったんです。
1964年に朝日新聞の新聞記者になりました。1975年に朝日ジャーナルに配属されて、その雑誌は創刊以来表紙がずっと現代美術の作品だったです。それまでは美術館には結構行っていたんですが、当時はそんなに専門的に見ていた訳ではなかったから、いきなり表紙や記事に取材・・・何でもやらされましたけど・・・段々と美術と小説の担当を任されるようになっていったんです。
ちょうど朝日ジャーナルの中の文化ジャーナルのページに名前をあげれば判るけど錚々たる評論家の方達が書いていたんですよ。ある時頼んでいた評論家の人が風邪をひいて書けなくなってしまって、その時僕がそのページを書いたんです。とても評判がよくてそれが僕の美術評論のスタートだったんです」

●美術評論を書くコツはなんでしょう。

 「僕は新聞記者だから書くのは得意だけれど、美術の場合はまずよく見る事、時代背景を知る事ですね。そして美術批評はべた誉めでは駄目です。
作家にある種のインパクトを与える事が大事、作家自信が意識していない所を今の時代状況と合わせて『僕はこう見る。』という見方を作家や又読む人達にも与える事です。それが基本」

・・・なるほど。でも今日本の美術評論は誉めるばかりであまり厳しい批判は聞かないような・・・。

「そうね。今、美術自体も美術批評も甘くなってきてますね。評論家にしてもジャーナリストにしても批評や批判精神がないものは意味がないですよ」

・・・悪く言われるとバッシングされたと思う人もいるみたいです。先日藍画廊の倉品さんと話した時に現代美術の世界は三千人で成り立っている狭い世界という話をしたのですが、その狭い世界だけでは何も発展がないですよね。

「その数字は70年代に僕が書いた事。美術館やデパートの展覧会の入場者数を始めて数式化したのは僕なんです。
当時『みずえ』がまだ月刊だった頃、来場者数の実態を調査して一覧表にして毎月ランクづけをして掲載したんです。これは話題になりましたね。初めて実証したんですから。だからその言葉が今でも生きてるんですよ。今はもう少し多いと思うけどね」

●赤津先生は毎週よく展覧会をご覧になってらっしゃいますが、昔と今の時代の変化はどうでしょうか?

 「70年代から続いている事ですが、ひとつは現代美術の輪が内向きだという事。車座になって輪になって現代美術に関わっている作家も評論家も貸画廊も美術館もそうだけど、色んな輪が集まって現代美術座になっている。
もうひとつは団体展座、そちらには画商がついていて・・・。その二つは70年頃は凄く離れてたんだけど、段々近づいて来て完全には重ならないけれど交差する部分が増えたんです。団体展に入っていようが入っていまいが作家として面白い人が出てきたんですよ」

・・・そう、団体展はつまらないから、途中でいやになっちゃって・・・。もう5年位見てないです。

●では、先生にとって作家の定義を一言で言うと。

「ひとつは常に作品を創作しつづける、描き続ける・・・持続する志。どんなものであり 『もの』 を作る。それがなければ作家じゃないね。もうひとつは、自分が生きている時代精神を平面であれ、立体であれ、写真であれ・・・何であれ、そういうものを作り出す事です」

・・・作家とは自分の中の深遠を見られる人が時代性を描けるという事ですか。

 「時代の空気は作家のみならず誰でも吸っているけれど、作家は時代を直感するし予見する。それが凡人とは違うんだよ。
ただ、今、素材は多様化してきたけれど美術的な流れ・・・思潮がない。今こそ『作家』が何かを問われている・・・自己凝視や自己の内省と時代性・・・内を見る眼と外を見る眼が作家に問われるんではないかな」

●最後に先生のモットーをお聞かせ下さい。

「『日々新たに。』です。今まで懸命にやってきたけれど・・・昔も大事だけれど今と明日が大事だからね」

ここで11月に青梅市立美術館で行なわれた赤津先生の講演会での資料を掲載させて頂きます。
現代美術を見る参考にどうぞ。

「アート入門講座 現代美術の見方・楽しみ方」
『美術を見る視点』 『時代精神を表現する美術を見るキーワード』
1 グローバリゼーションの時代 1 アートは肉体だ(現代アートは論理的な思考が大事)
2 素材の多様性 2 アートは引き算で(造形的な問題、よりシンプルな方向に)
3 価値観の多様化 3 アートは遊びだ
4 美術館の変化 4 アートは社会だ、人格だ(社会をどう見るか。経済の問題を含んで)

3の 『アートは遊びだ』 がいいですね。

「現代美術は、見て楽しくなければね。これは基本です。作っている作家が面白くなければ、見る人もつまらないでしょう。エンターテイメント性を出さなければ」

・・・このキーワードは面白くて判り易いですね。

 「専門的な事を判り易く話して、美術を大衆化するのは評論家の仕事なんです。僕は新聞記者だったから、皆に判るように難しい事を易しく書くのが仕事だから」

どうもありがとうございました。

お話をお聞きするとスケージュールが一杯でお忙しいそう。どうぞお体ご自愛下さい。  

 そういえば今年は美術館の展覧会を殆ど見ていないかな・・・画廊を廻るだけで精一杯だったから・・・でも実を言えば金銭的+気分的余裕が無かったせいもあるんです。
来年は今年よりも景気はもっと悪くなりそうだし、周りで戦争も起こりそう。と、毎年暮れにはぶつぶつと暗〜い愚痴を書いているかな・・・。
よし来年の暮れこそ明るい話題で盛り上がれるようにしよう。
『やったぜ! オサルス、こんなに儲かっちゃってどうしよう。ワハハハ・・・』 なんてね! 絶対あるわきゃないので初夢でも見るよ・・・。
来年もどうぞ見捨てないで『ランチdeチユ』見てくださいね。
でも、今年は最後にもう一つあるんだなこれが・・・。 では〜。

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