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ART PROJECT ON SAKURA FACTORY + 温度差7℃
2003年9月14日(日) -10月19日(日)

会場:東京・青梅市西分町に点在する歴史的建造物群
AM11:00-PM5:00(土・日のみ21:00まで)月曜休廊
入場料/共通券500円(大高生以下無料)

http://www.mayugura.com/

9月中旬になのに今はまだ夏。アチ〜。ホントに暑い。
 ぶつぶつ言いながらDMを整理していると山口啓介さんから届いた案内状が・・・見ると 『温度差7℃』 の文字。青梅か。涼しいかも。行ってみましょう。

青梅は横浜から電車で二時間くらい、やはり都心よりは涼しい。
旧青梅街道を行くと、やたらに古い映画の看板が目について、ここが黒頭巾発祥の地だとは思わなかった・・・どこの町も町おこしに苦労するよね。
まあ、とにかく目指すは歴史的建造物、方向音痴のオサルスは地図を見ながら反対方向に行ってしまうのが常だから、あまり自分に確信を持たずに歩くことに、やっぱり道に迷ちゃった。こういうイベントは看板を出そうよ。

 (昭和7年移築 旧都立繊維試験場) 

 (昭和11年築 旧青梅繊維工業協同組合クリーニング工場)

 (昭和7年移築 旧青梅繊維工業協同組合 発券倉庫)

上から SAKURA FACTORY・BOX「KI・O・KU」・GALLERY MAYU-GURAの三つの建物が会場。
そこに5人の作家
[ 山口啓介・内田あぐり・原田丕・池田緑・望月厚介 (敬称略) ]
が作品を展示しています。


BOX「KI・O・KU」では、山口啓介さんの作品が・・・いつもギャラリーの空間にある作品しか見ていないのでこういういかにも記憶が体積しているような場での展示は新鮮でいいですね。山口さんのコンセプトと場が凄くマッチしている。残念ながら山口さんとは会えなかったけど。

 池田緑さんの作品  望月厚介さんの作品

    

SAKURA FACTORYに展示された内田あぐりさんの作品。都美術館で見るよりいいね。

こちらのGALLERY MAYU-GURAはレストランなんです。やはりオサルスといえばランチでしょ。

 五穀米ランチプレート(850円)
旬の野菜を中心に、身近な素材を繭倉風にアレンジした創作和食。ランチ時はかなりの混みぐあい。
オサルスは五穀米ランチプレート(850円)を注文。おからに生姜、豆腐の炒めものに和風ハンバーグ?、サラダ+豆腐のスープ。とっても体に良さそうで美味。ただ場所がもう少し近かったらな〜。ご馳走になっちゃって済みません。

 ところで今回のプロジェクトはどういうプロジェクトなんでしょうか。代表の原田丕さんにお聞きしました。

・・・・・・プロジェクトを立ち上げた切っ掛けを教えて下さい。

「僕は美術家の活動をしながら色々な社会の問題に関わってきました。自然や水のきれいな公共の中で表現できる場を作りたいという構想が何年も前からあったんです。それで今回このプロジェクトに作家たちが共感してくれて、ちょうど今回の4人は皆多摩川周辺にいる作家なんです。
山口さんは福生、内田さんは立川、望月さんは小金井、僕は青梅、池田さんは帯広ですが作品のテーマは自然・環境。いい仕事をされている作家だから是非ご一緒にということで・・・。
 今、人は皆生き方が問われる時代。公共の中で都心と距離を置いた場所から美術を通して地域や自然や生き方を問う場を作りたいと思っています。細長い多摩川の水の流れをみても都市の中の問題がこの地域にあるのですよ。
例えば東京のごみの処理場の問題や東京外環高速道路の問題もそう。日の出処理場はここから車で15分くらいなんです。20年位前は素晴らしく綺麗な林でした。実際青梅は東京から電車で90分くらいの自然の豊かな空気のきれいな場所なんだけれど、東京自身の問題を反映している場所でもあるんです。一回のグループショーではなくて地域の中で継続的に続けていきたいと思っています。」

 ・・・原田さんの作品の機織機の上の写真を見て『ああ野麦峠』を思い出してしまったんですが・・・関係ないですか?

「ハハハ・・・。子供の顔を使ったのは、林の中で2000年から今年の春まで一ヶ月間3月の芽吹きの頃に、3年間ワークショップを続けたんですが、その時に使ったプレートでもあるんです。テーマは少年です。一つには古いものが新しく再生するというか、子供が育つ過程、そういう事を一緒に考えながら・・・丁度僕の少年期には織物がまだあったんですよ。
そういう個人的なものと今の子供の世代や自分の少年時代の記録ををオーバーラップさせて・・・。子供をモチーフにしながら生き方とか広い意味で文化を・・・織物は産業であると同時に文化を形成した一つの要素なんです。自分達の未来と子供達の未来、プラスの面ばかりではないですしマイナスの面を含めて、そういう事を一緒に考えていきたいと思ってます。3月は植物の芽吹く頃、成長というその願いを込めて林の中で展示したんです。」

・・・どうも失礼しました。ありがとうございました。

あ〜また、やってしまいました。

  若い人達は 『ああ野麦峠(山本茂美)』 というノンフィクションの物語を知らないだろうな・・・製糸工女哀史という悲しいお話なんですよ。唯、あれは機織ではなくて明治から昭和初期にかけて日本の輸出を支えた生糸産業だけどね。全然関係無いよね。でも今はレジャー地域として親しまれている野麦峠だけれど、多くの工女の血と涙が埋められているんですよ。
それもオサルスからみればおじいちゃんやおばあちゃんが生きてた時代。ホンの二世代前。人は時代に翻弄されるけど、それってやっぱり問い続けていかなきゃ駄目なんだという事を気づかなきゃね。お前が気づけよって・・・そりゃそうだ。

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