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RICA BANDOのニューヨークリポート (Vol.30)

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NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Wed, 5 Nov 2003

今日は、ニューヨークマラソンがありました。
この2−3日、インディアン・サマーで20度近い気温、マラソンには暑すぎて走者たちには辛い戦いの日となりました。

NY Marathon 2003

男子リード走者達を自宅の近所で見てから、R,F、A、Eトレインと乗り継いでマンハッタン、ウェストサイドの92番埠頭へ。
今年で2回目の The Affordable Art Fair へ行ってきました。

長くなるけれど、気軽に買えるお値段のアート展示会、と訳しましょう。
10月30日から11月2日の4日間。入場料は10ドル。(学生とシニアは7ドル)

Entrance

画廊が出店をする展示会ですが、出品作品は5000ドル以下と規約があり、値段もはっきりと表示することが原則となっています。
そうすることによってアート作品を入場者が買いやすくするという配慮。

出店画廊、プライベートディーラーは120件以上。
アーティスト自身の出店は認められていません。
そして壁面は25パーセントは残すことという規約も、ギッチリ作品を並べて品を落とさないでね、ということのようです。

View 1

会場は、カフェが2か所、子供の為のアート体験コーナー(一種の託児所)、版画や彫刻のデモンストレーション等でいたりつくせり。
一番驚いたのが、買った作品を殆ど無料で梱包してくれるセクションがあることでした。
ブルックリン、ダンボーにあるアート専門の梱包業者、ATELIER4 inc.[ http://www.atelier4.com/] が宣伝を兼ねて無料奉仕をしているとのことでした。

Atelier4 inc.

カフェで隣あわせになったElizabeth Harris Gallery の William Carrall氏、http://www.artnet.com/ag/galleryhomepage.asp?gid=504

”今日は最終日、この展示会は如何でした?”

”うーん、初めて出店したけれど、まあまあ売れたし良かったよ、けれど、時間が経たないと本当に良かったかどうかはわからないな。
works on paper の作品を買っていったお客が、ギャラリーに来てくれてペイントを買ってくれるかどうか?それ次第。
けれど、他の展示会よりは Affordable と銘打っているのでリラックスして出店できたね。
シカゴ等の展示会だと真剣勝負、画廊の格が懸かってくるから緊張するよ。”

とのこと、ちなみに大きなブースだったので出店代は7000ドルだったそうです。
小さいブース、8x14フィートは3500ドル。

cafe

これだけの多種類の作品が集まると自分の好みが必ず見つかる、画廊回りのように歩いて、エレベーター乗り降り、階段の上り下りもないし、値段も安心値段で画廊の鼻の高いのもここでは体験しなくて済みます。
画廊の人々も本当にリラックスしていて、気軽に仕舞ってあるものも出して見せてくれます。
いつも回っている画廊の印象が変わりました。
画廊回りをするのは通常、只見のアーティストばかり、しかしこの会場には、なにか買おう! と思って入場料まで払って来る人々ばかりだから対応が違うのでしょうね。
しかし、まあ一流どころの画廊は出店していませんけれど。

私がこの展示会で一番好きになった作品は、Jim Kemper Fine Art、Jay Kelly 氏の作品。 http://www.artnet.com/jkfa.html

3x3インチと3x6インチの2種類しか作品を制作しないのだそうです。
Vellumにパステルとグラファイト、半透明でとても奇麗。

Works of Jay Kelly

行ったのが最終日なので、良い作品は既に売れてしまっているのかもしれませんが、ペイントよりも works on paper に良い作品がある、という印象、お値段の規約のせいでしょう。
版画に余り良いのがないのは来週、版画の展示会がニューヨークであるので画廊は出し惜しみをしているのだと思います。

入場者は多数。今日はニューヨークマラソンを見てから、というお客が多いらしく2時過ぎから混みだしましたが、昨日土曜日は開展と同時に通路に溢れるほどだったそうです。
アート関係者は殆ど見かけず、普通の消費者、カップルで来るお客が多いとのことでした。
私もオープンスタジオをしていてると、カップルで来て2人の合意がある時は即売となりますが、一人で来て予約をしていく場合、後で買うと連絡が来るのは稀です。
毎日その作品を見て暮らすことになるので、カップルで来る方が合理的です。

気に入った作品を手に入れて、幸せな記念日を持てた人々が沢山いますように! と祈って会場を後にしました。


Print demonstration

Sculpture demonstration

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(c) Photo - Report. RICA BANDO , gaden

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RICA BANDO
1984年よりニューヨーク在住。その間、ニューヨークでのグループ展など多岐に渡る活躍。
作品はハンタードン美術館をはじめ多数コレクションされている。
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