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RICA BANDOのニューヨークリポート (Vol.45)

NEW YORK report from RICA BANDO - - - - - Sun, 12 Jun 2005

 6月に入ってやっと暑くなったニューヨーク。
長い長い春の間、レポートをお休みしました。
というのは、ニューヨークでは春の間、特に4月は美術大学卒業したての新人作家の展覧会が殆どです。
PS1MOMAにて、35歳以下、ニューヨークの若い作家群の展覧会を観て、たっぷりと満腹。
それ以上若い作家の作品を見る気にもならず、画廊街から遠ざかっていました。
展覧会の感想は、けっして幸福とは言えない今の時代と場所に生きている若者たち、それを反映した作品群、不憫に思いました。

 その中で、作家の名前を聞くのを失念してしまったのですが、中庭に金属製の特大箱に作家自身が入って頭だけ出している作品がありました。
土曜日の数時間だけでも出勤して作品の一部になっていてね、とキューレターに頼まれたそうです。
話しかけると気持ち良く会話してくれますよ。
展覧会は9月下旬までと長いです。この夏、酷暑とならない事を彼の為に願っています。

Greater New York 2005
MARCH 13 - SEPTEMBER 26, 2005
http://www.ps1.org/ps1_site/

他には、チェルシーにある Dia Art Center の分館、Dia:Beacon に2回足を運びました。
http://www.diabeacon.org/bindex.htm

 私は2回とも車で行きましたが、マンハッタンのグランドセントラル駅からMetro-North Railroad trainで行けます。
到着駅からは歩いて行ける距離。
ニューヨークヘ来る事があったら是非半日使って行ってみて下さい。
元はナビスコの工場跡、歴史的建物を保存する会から6億ドルの補助を受けて、美術館にしたところです。

 天窓の自然光が非常に美しい広大な建築物です。館内は写真撮影厳禁。
Richard Serra 、Michael Heizer の巨大な作品群が見応えがあり、Fred Sandbsck の色毛糸で造る空間はこの美術館に相応しく、美しさが際立っていました。
今週から Andy Wahrhol 特別展が始まります。
Andy Wahrhol の常設展 "Shadow" の部屋にあるソファは体をすっぽりと支えてくれて、うっかり、うたた寝してしまいます。
私も仕事場にあんなソファが欲しい。

 夏期間は木曜日から日曜日まで開館、館内案内ツアーは事前予約が必要です。
近辺にレストランが一軒ありましたが、センターのカフェは、泣きたくなるくらい不味い物を出すので、シティの美味しいデリでお昼ご飯を用意して行って、駐車場隅のピクニック場でピクニックランチをお勧めします。
ビーコンの街自体はメインストリートでも見る物は何も無いので、街に寄ろうと思わずに真っすぐシティヘ帰って時間を有効に使った方が良いですよ。

さて、久し振りのチェルシ―画廊街。
26丁目の改装したてのビル2階に今年の流行色、ライトグリーンに輝く窓に、少し濃い緑で Mixed greens の文字。
ブティックかしら? と覗いてみたら、新しいギャラリーでした。先月オープンしたてとの事。

Mixed greens
531 West 26th street 1st floor, New York, NY 10001
http://www.mixedgreens.com/mixedgreens/index.jhtml

内装がまるで、Mariko Mori の世界。
”好きなのですか?” とディレクターの Steven Sergiovanni 氏に聞きましたら、

“う〜ん、そうではなくてこの後ろにあるペイントのイメージにしたかったんだ。” との事。
設計は建築家 Leven Betts 氏、
画廊の空間にこれほどこだわるギャラリーも珍しいので、画像を撮らせてもらいました。
トイレもオシャレ。


Office

Toilet

Peek into the office

展示作品の作風もはっきりすっきり趣味が揃っています。
オンラインセールのページの作家のポートレイトを見ると皆若い。
作品値段も5000ドル以下が殆ど、アートパーティのサービス等、お客も若者層向けのようです。
ウェッブにコレクターのコメントを載せているのもとってもユニーク。
新しいギャラリー世代のスタートを見たような気がしてわくわくしました。

South gallery space : Alyson Shotz "Topography"
North gallery space : Julianne Swartz " Bubble Portraits Portfolio"
Close up works of Julianne Swartz
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(c) Photo - Report. RICA BANDO , gaden

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RICA BANDO
1984年よりニューヨーク在住。その間、ニューヨークでのグループ展など多岐に渡る活躍。
作品はニューヨーク市立図書館をはじめ、ハンタードン美術館ほか多数コレクションされている。
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