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オサルスのおすすめランチ ランチdeチュ その144

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アスパラガスと香味地鶏のピザ+デザート
(パン・サラダ・コーヒー付き+デザート2種) 1260円

mio posto
東京都千代田区神田小川町2-1-13 中村ビル1F・2F
TEL03-3295-4500

 
 

 古本屋街といえば神田神保町。今日はB7出口で待ち合わせ。でも神保町の駅にはB7出口はない。???・・・。
もとより地図を頼りに歩いても目的地にたどりつけないオサルスだから、絶対自分が間違えているだろうことを前提に行動するのが正解なんです。
神田神保町といっても神保町駅だけじゃなく小川町駅も視野にいれなきゃいけなかった。案の定、待ち人は都営新宿線小川町駅B7出口で待っていました。

 待ち人は、美術コレクターの鈴木さん。美術コレクター歴は長いけど、半年前から写真集を集めはじめたという情報をキャッチ。なんともう300冊くらい集めたのだというから凄い。今日はいつも行く神保町の写真本専門店に連れて行って頂く約束をしていたんです。ついでといってはなんだけれど、神保町のランチの美味しいお店も紹介して頂きました。

 まずは廻るのに腹ごしらえ、お店の名前はmio posto。都営新宿線小川町駅B7出口から徒歩1分。

mio postoはイタリア語で「私の席」という意味。
1982年にオープン。もう20余年になる老舗のイタリアンレストラン。店内は去年リニューアルしたばかりだからで、明るくて清潔な雰囲気がいいですね。とても人気のあるレストランでお昼時はほぼ満席状態。
ランチは、鈴木さんが、Aランチ、【スープ、グリーンサラダ、パスタ(牡蠣のスパゲティー、サルディーニャ風)】を、オサルスがアスパラガスと香味地鶏のピザ+デザート(パン・サラダ・コーヒー付き+デザート2種 1260円)を注文。
ピザは一人では食べきれないボリューム、ピザ生地が薄いのはオサルス好み。新鮮なアスパラガスと地鶏とチーズの三位一体が口の中でとろけます。思わずボーノ!

・・・鈴木さんは今年の夏頃から写真集を集め始めたということですが、何かきっかけがあったのでしょうか。

 写真評論家の飯沢耕太郎さん (http://www.gaden.jp/info/2004a/041217/1217.htm)の 「危ない写真集」 (発行ステュディオ・パラボリカ)を見てからなんです。「危ない写真集」 は飯沢さんが秘蔵・愛蔵・稀少本を厳選し、246冊を図版入りで解説した危ない写真のブックガイドなんですよ。
ステュディオ・パラボリカの夜想Babyシリーズの第一号として出版され、それを記念して銀座の画廊で 「危ない写真展」 を開催したんです。そのトークショー&オープニングパーティーに行きました。それがきっかけといえばきっかけかな。

・・・危ない写真集というのは、どのように危ないんですか?

 衣装倒錯、フリークス、ボンテージ、肉体改造、屍体などが紹介されてますが、飯沢さんが 「最もいかがわしくスキャンダラスでありながら、どうしようもなく魅惑的なあり方を示している」 と書いているように、人の存在原理を揺さぶり、危うくする写真集なんですよ。そこでスラヴォミール・ルミャックの写真集が展示してあって、かなり気になったんです。

・・・スラヴォミール・ルミャックの 「The Love Book」 は見たことがありますが、綺麗な女性の顔にカミソリは刺さっているは、包丁やフォークも身体に刺さっているし、「ゲッ」 って感じのエロティック&グロテスクな写真集ですよね。

 写真にはリアリズムの写真とジョエル・ピーター・ウィトキンのような作り物の様相をまとった写真とありますからね。

・・・ジョエル・ピーター・ウィトキンには、フリークスを神聖化した眼差しが感じられるけれど、スラヴォミール・ルミャックは、そうではなくて 「死と性と快楽」 に繋がっているような・・・。人間のダークな部分にスポットをあてた、むしろラインハルト・サビエに近いように思います。

 僕はサビエもコレクションしてますから。
ただ、写真集を集め始めたのは、飯沢さんの展示がきっかけだけれど、1冊の写真集の中に含まれている写真は、すべてプリントしてるわけではなくて、多分フイルムから直接編集して写真集を作っている場合もある。
そこにオリジナルプリントとは違う魅力があるし、価値があるように思っているんです。それに写真集を集め出してわかったのは、古書店によって値段が違うこと。相場が確立していないのかな。

・・・洋書は輸入する時の為替相場に基づいているから、それぞれ仕入れ値が違う場合がありますよね。

 でも日本の作家でも違いますよ。それに例えばアラーキーや森山大道などは、外国の評価も高いから相場が上がっているんですよ。今は写真集はブームだから狙い目だと思いますね。

・・・値段といえば、最近古書店の方に聞きましたら、古書籍商業協同組合の会員にならないと仕入れが難しいという話なんです。協同組合があれば、交換会やオークションの市場もあるわけで、これは美術の業界と同じなんだと思いました。
値段が違うのはそれぞれの専門分野でシステムが構築されていて、情報をいち早く入手して追随を許さない書店があるから値段の差が出るんじゃないでしょうか。ただそうはいってもコレクターにしてみれば、歩いて廻る楽しみがありますよね。

 今は、ネットで本が探せるし、一般の人もオークションに参加出来るけれど。実際に手にとって見ないとわからないと思いますよ。それぞれの書店には以前仕入れた本が平積みされていて、売れないと忘れてしまったかのように、仕入れ値が以前のままのケースがある。
だから廻らないとわからない。それに僕は高校時代から神田を廻っているし、今も週3,4回は通っているから、珍しい本が出てもパッとわかります。
僕は本でも写真集でも絵でも集めるのが趣味だから、その探す時間が至福の時なんです。
初心者が古書店を散策するには、月刊 「日本古書通信」 や
「全国古本屋地図」 などガイドブックが充実しているから、まずそこから入門するといいでしょう。

・・・なるほど。鈴木さんのようなガイド付きで古書店を廻れない場合は、ガイドブックが必要ですね。趣味と実益を兼ねて探すのも一考だけど、あまりに膨大な本の数に圧倒されてしまって・・・そんな労力も時間もない方は、やはりインターネットで検索する方がいいでしょうね。

そういうわけで2006年から、gadenの姉妹サイト Kaleidscopic Gallery Scene(http://kgs-tokyo.jp/)では、本のショップをオープン致しますので宜しく!
スラヴォミール・ルミャックの写真集も売ってますよ。

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