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オサルスのおすすめランチ ランチdeチュ その145

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鮪のカルパッチョ とアンコウのポアレ・トマトバジリコソース 1100円

Marche aux puces のみの市
東京都渋谷区恵比寿2-5-8サンクォーレ恵比寿1F
Tel 03-5420-3691
http://www.marcheauxpuces.jp/

 

 東京メトロ広尾駅A2出口を右に曲がると、“散歩ど〜り商店街” がある。とても六本木の隣とは思えない温かな雰囲気。
日下芝さんの展覧会(詳しくはhttp://kgs-tokyo.jp/interview/2006/060202a/060202a.htm)へ行く道すがら、ここでランチが出来ないかなと考えた。“GALLERY 工房 親” の馬場さんに、お薦めのお店をお聞すると
「 “のみの市” をお薦めします。オーナーは気さくでとてもいい方。味もお薦めだし値段もとてもリーズナブルです」

 「のみの市」 はクラシカルモダンな雰囲気のフレンチレストラン。アールデコ風の店内は、オーナーがパリのパサージュで買って来られたポスターや家具、初期のルイ・イカールの版画も飾ってある。

 料理は4種類の中から前菜とメイン(魚or肉)をチョイス。値段は前菜とメインで1100円、コーヒーは+200円と本当にリーズナブル。
日下さんは 「スープ・ド・ポアソン」 (出汁は魚のアラ、味はトマトベース、トーストととろけるチーズ入り) と 「アンコウのポアレ・トマトバジリコソース」 を注文。
オアサルスは 「鮪のカルパッチョ」 とメインは日下さんと同じ 「アンコウのポアレ・トマトバジリコソース」

 「鮪のカルパッチョ」 は色がきれい。見た目が美味しそうなものはやっぱり美味しい。鮪単独よりも野菜と一緒が美味いね。単独だとどうも醤油で食べたくなる。生まれながらに培われた生活習慣は変えられない。

 メインの 「アンコウのポアレ・トマトバジリコソース」 は、
キャベツ、人参、カブ、カリフラワーなど野菜たっぷり、アンコウは今が旬。
キャベツの甘みとトマトの酸味がマッチして美味しい。シンプルに素材本来の味を生かしているから、アンコウのモチモチした食感と合わせて、噛めば噛むほど味わい深い 。もの凄いボリュームだからお腹いっぱいになりますね。

・・・噛むことは本当に大切なんですよ。最近30回は必ず噛むようにしているんです。私はこれが結構 「美術」 に通じると思っていて、噛むことは内蔵との対話みたいなものじゃないですか。美術も自分の内なる声を聞いて対話しながら作品が生まれてくるものだと思う。以前藝大の先生をされていた三木成夫さんが 「内臓は小宇宙だ」 と言われたのを読んで、コンセプト云々も大事だけれど、もう少し自分の内臓の声を聞いてみるのもいいかもしれないと思うんです。

 結婚してから野菜中心の食事なんです。かみさんが 「旬の野菜を食べてればいいからって」 素材を大事に調理してくれます。それと同じでモノとの折り合いをつけないと絶対作品にはならないと思いますね。コンセプトも大事だけれども、モノとの対話がなければ何をやっているんだか分からなくなります。

・・・ところで日下さんは何故美術の道に進もうと思われたのですか?

 浪人を3年やって学校に入ったのですが、気がついたら全然つぶしがきかなくなっていたんです。例えばヤンキーをやっていても、更生ができるじゃないですか。この道へ入ってしまったら、もうどうにもならないみたいなところがありますよね。
僕は高校時代にやんちゃをして 「大学に受かったら高校を卒業させてやる」 と先生に言われ、探したら行けるのは美術学校だけでした。だから美術を始めたきっかけは、例えばレンブラントに影響されたとか、そういうことでは全くなく、出会ったのが偶々美術だったんです。

・・・美術の最先端はクールで華やかに見えるから、憧れて目指す人もいるかもしれないけれど、オサルスもそうだけど、実はそこにしか行けなかった人って結構多いんじゃないのかなぁ。

 憧れという部分ではメディア戦略もあるんじゃないですか。以前 「今の若い人達に向けてアーティストの立場から、メッセージを書いてくれ」 という雑誌の取材があって、「お前らそんなことやるもんじゃない」 と本音を書いたら 「俺はお前らに、この道を薦める」 って全然言ってないことを書かれたことがあります(笑)。

・・・それじゃ洗脳ですね(笑)。でも言葉の呪縛ってあるんですよね。例えばお金の話をすると、「金、金いう奴だ」 という目で見られる。だから 「僕の作品は商品なんです」 と先日 GADEN (http://www.gaden.jp/artists/050924/050924.htm) に載せてしまったことが良かったのか悪かったのか、誤解が請じてしまったのではないかと気になったんです。「あいつは骨のある奴だと思ったけど、金の話をする奴だ」 と、言われかねない。
でも日下さんは、アンコウと一緒で(失礼)・・・・・ 「アンコウは水槽に入れると、体から粘液を出して無言の抵抗をする。また餌を無理やり押し込んでも消化せず、胃の中で餌が腐敗し、命取りになった例もあり、水族舘でも1週間ぐらいしか飼育出来ない」・・・・・ らしいんです。
アンコウを食べながら言うのも何ですけど、私の日下さんに対してのイメージは、餌をやってもなびかない独立独歩の人だと思う。だから 「作品は見せるだけでは趣味と一緒。仕事としてやらないと生活出来ない」 と考えているんだろうなって。
生活出来ることが次に繋がるバネになるし、同じ土俵の上に立たないと何も始まらないから、お金の話をしたんじゃないかなという気がします。

 例え他の人から何を言われたとしても、本音だから別に気にしません。作家でもいろいろな立場の人が居ると思っているんです。自分のブランドを持っている人間にとっては、自分のイメージを壊すことはできないだろうし、団塊か、さもなくば年齢が上の人達にとっては、制作は実験の場であったわけです。
そういう方々にとっては、僕の言っていることにすごく反発を感じるみたいで、だからもう少し言葉を選ばなければいけないかもしれないけれども、僕の場合は 「職業は何なの?」 と聞かれたら 「作家です」 と答えたい。飯を食うにはお金が必要だし、思想で食ってるわけではないですから。

・・・それは私も同感です。ただ世の中は景気が良くても、実際に企画展は減っている。販売だけを考えると、例えばインターネットは、作品の画像だけが氾濫し、作り手のメッセージがなかなか伝わってこないですよね。でもこれからは、メッセージやコンセプトを伝えながら作品を知ってもらい、販売につなげていくことが重要だと思うんです。それで姉妹サイトKGS(http://kgs-tokyo.jp/)では、新たな企画を考えました。

それって、宣伝ですか。

・・・ええ(笑)。websiteを維持するには以外に経費がかかるので苦肉の策で考えました。
ただ画廊ではないので、ページ制作費を頂けば、少しの販売手数料しか頂きません。
皆が同じ土俵に立てるようにオサルスが応援しますので宜しく。
おっと、掲載はKaleidscopic Gallery Scene≠ナす。
website gadenは基本的に掲載料はいただいておりませんから・・・。
お問い合わせはこちらまで(support@kgs-tokyo.jp

日下芝 関連情報 2006.2 2005.9 2002.1 2001.2 2000.7

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