マリオ・ジャコメッリ展は、隅々まで凝りに凝った意図で構成されている。
ジャコメッリは、イタリア北東部のセニガリアで生まれ、ほとんどの作品をその街で撮り続けてきた。1953年のクリスマスから撮影が始められ、初期の十年を外すと作品はすべてシリーズにまとめられている。だから個々の作品にタイトルはついていない。 「ホスピス」 「スカンノ」 「若き司祭たち」 「大地」 などの作品を通して 「死に依存する生と、生に依存する死」
を織り込みながら、ライフワークとして写真を撮り続けた鬼才ジャコメッリ。撮ることが喜びであり、それが並々ならぬ熱意に変貌したのだろう。その熱意が主催者に共感を呼びお越し、日本で始めての大規模な展覧会につながったと思う。 |
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