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綿引展子展  2008年9月2日(火)-9月27日(土)

  MEGUMI OGITA GALLERY
  東京都中央区銀座5-4-14 銀成ビル4F
  TEL 03-3571-9700
  http://www.megumiogita.com/

・・・タイトルは 「のばした手のさき」 。

 手を伸ばして求めているというシリーズです。2007年に一点だけ描がいたんですがその時はシリーズ化するつもりもなく終わりました。でもある日見直していたら自分の今の思いと重なる部分がありましたのでシリーズ化しました。

・・・今まで拝見しているユーモア溢れる作品とはかなり異質なイメージを感じたんですが。

 このシリーズは、全てが捉まえられていないという気持ちで描きはじめました。遠いもの、遥かなものを手をのばしてさぐる、そういう絵です。でも最後に描いた 「その手のあいだに かこみとる I」 は結局手の間が埋まってくるというか・・・自分の中にある、求める空しさみたいなものが埋まって来るという感覚を自分が覚えて (完全に埋った) 充足したということで終わりました。今まで短期間に集中して同じテーマを描くということをしていなかったので、自分としてはとても新鮮な経験だったんです。以前であればシリーズ化した作品と作品との間に長いスパンがあったのですけれど、続けざまに描いたのは今回が初めてなんですよ。

・・・異質に感じるのは目の中に黒眼がないからかもしれませんね。白目だからより虚無感を感じたといいますか。2005年にお話をお聞きしたときに「目は意志を表しています。目のない人は意志のほとんどない人として描いている」と言われたことが印象にあります。

 目に瞳がないのは、ここで描かれている人物が求めている、というのが強く出しているからです。自分からの発信という目ではなく求めてやまない目として描いています。遠くをみるというようなことです。
 今までは一言で表したいという気持ちが強かったんですが、このシリーズは (作品の) 組み合わせや空間が大きな割合を占めています。今までと違って見えるのは、そのものを描いたというよりも状況を描いているからでしょう。何故かと自身に問えば自分の中で状況を描くことを良しとしてこなかったことが薄らいできたからかもしれません。現在は展覧会中ですのでもう少しクールダウンをしてくると違う言葉が出てくるのかもしれませんけれど・・・。

・・・来月ドイツに一年間留学されるということで続きはお帰りになったらお聞かせください。お元気でいってらっしゃい。

~27日(土)まで。

  画文集 「手のなかのこころ」 晶文社より9月下旬全国書店にて発売。1260円です。

関連情報 2006.10 2006.10_2 2005.10 2005.7 2005.7_2 2005.6

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