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牛ロースしゃぶしゃぶランチ 2600円 ざくろ 京橋店 |
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2007年はどこそこの画廊展示
(若い作家のみ) は完売だったとか、アートフェアーに出店したらすごく売れたと美術界にも景気のいい話が聞こえて来ていました。喰うために時給850円でバイトをしながら
website gaden を維持しているワーキングプアーのオサルスには、全く関係のない話でしたが、2007年の夏以降の株の急降や原油高による物価上昇となると、実体経済で波を被るのはプライムではなくオサルスのようなサブプライム層か。 「ざくろ」 京橋店でなんと! しゃぶしゃぶを頂きながらのお話です。 石原さん。よく 「ざくろ」 に来られるんですか? 「毎日だよ。昨日もお肉今日もお肉、明日もお肉っていうくらい、お肉大好き。老いてますます肉が好きになった。だから闘争的なんだよ」 すげ〜!。 「ざくろ」 はツァイト・フォト・サロンから歩いて三分。中央通りに面した新八重洲ビル地下1階にあります。民芸を主体にした店内には棟方志功や河井寛次郎が飾られて渋さの中にもラグジュアリーな雰囲気、場違いなオサルスだけど着物を着た仲居さんに丁寧に接客して頂きました。 ・・・ところで去年の夏以降サブプライム問題などをきっかけに、景気がかなり後退して世の中の動向が少しづつ変わって来ているように思います。今回の景気後退は、債権市場の信用がダウンしたことに端を発していると聞きました。 確かにヘッジファンドは横行していますが、以前のように不動産や高級車などに投資せずに、彼等も時代に対しての認識が新しくなって、時代の中で生命力があるもの、時代が求めているものとして、現代美術(近代や古典も含めて)に流れるようになってきたと思います。 ・・・中国はどうなんですか。石原さんは以前から中国にかなり力をいれられているように思いますが。 中国には9年前から首を突っ込んでいます。中国の作家の作品を初めに開拓したのは東京画廊やベイス画廊で僕ではないけれども、コレクションをまとめたのは僕が最初。 ・・・近代が抜けているというのは。 中国や韓国はいろいろな政治の悪戯で、モダニズム、つまりアバンギャルド芸術というか、それなりにヨーロッパや日本・・・日本はヨーロッパからの借り物も多かったんだけれども、でも日本人が到達したモダニズムというかね、個人の自由な発露から自由に描いたというアバンギャルド芸術を、中国や韓国は経験していない。 ・・・なるほど。
そこに中国のアイデンティティーがあって逆にとてもおもしろかったんだ。でも2年やっても写真は売れず、いっしょにやった人から
「売れないから画廊を閉めて本業に戻る」 といわれて、売れるまでには時間がかかるからね。 ・・・死体派ですか。 工場の跡地でね。動物の死体か魚類の死体か、噂では人間の死体もあったりしたぐらい怪しげな暗いところでね。3日ぐらいすると肉の腐敗の匂いがしてくるんですよ。そうすると警察が来る。警察が来た頃にはどこに運び込んでしまってなくなっているんだ(笑)。 ・・・中国は何でもありなんでしょうか。美術はものすごいバブルですよね。 僕が買ったのはその人たちよりもだいぶ後の世代だけれども、それすら今は買えなくなっている。財閥の大きな資本が入ってアメリカや韓国の画商と結びついて、そこを通じないと出なくなってしまった。 ・・・金額が上がればいいじゃないですか。 僕は絵が好きだから絵が買えないことは本質的には悲しいんだよ。もう少し自由に買えることが願望だったけれど、周りの状況が変わってしまった。それは絵に対して投下された資本が株を買うような形で、不況になると金を買うように不変の価値のあるソフトを買いたくなる。 ・・・私はネガティブな性格なので、暗く考えがちなんですが、不変の価値のあるソフトの価値の部分が根底的に崩れたらどうなんでしょうか。 僕は自分の中に調和しない二つのものがあるんですよ。一つは作家に怒られるかもしれないけれども、芸術というのはたかが絵空事だと思っているんです。特別に才能のある人が特別にクリエイティブな仕事をしてそこに勝手にお金が付いて来る。 ・・・行きませんでしたが入場制限があったと聞きました。 そう。洗面所やベッドの上に絵を展示して、そこで商談しているのはナンセンスなんだよ。若い人がやることじゃないね。退行現象のなにものでもない。でも僕も買ったんですよ二、三いいものがあったから。 ・・・2007年は特に青田刈りみたいに若い作家を持ち上げて、作家ともいえないような作品でも完売してしまう。すごくおかしいような気がしたんです。それにヘッジファンドがからまって値段をつり上げているような噂を聞くと、価値って一体何なのかと思ってしまいます。 価値なんてものはなるようにしかならないよ。ケセラセラさ。 ・・・ケセラセラですか。ただオークションで値段が高い 「Gaudy Art」 (派手なアート) を制作する中国人アーティストはどうも違和感を感じてしまうんです。石原さんの画廊で展示されている中国人の作家とはかなり違うというか。中国は広いから色んな作家がいるんだと思いますが。
「Gaudy Art」 は、以前の日本のバブルの最後の作家群のように、これから下降に向かうかもしれないね。韓国で毛沢東がお人形みたいになって花に包まれているとても明るい作品を見たことがあるけれど、若い世代が自分の育った美術的な感覚を形成された時代が、自然にそういうものを受け入れるのか。 ・・・オリンピックのときにやるんですか。 そう。オリンピックの少し前に日本でも展示します。三菱地所から展示をしてほしいと言われて丸ビルの六階のイベントホールでやるんだけれども、そこでは中国の作家だけ。オリンピックの開会式の日にしたいといわれたけれど、日本人は皆テレビを見ていて来ないだろうから前日、8月7日に開く予定で進んでいます。 ・・・すごいですね。お話を聞いていて思うんですが、石原さんの見ている美術の世界と、オサルスの見ている美術の世界とはギャップがあって、すごく違うように思います。
マーシャル諸島共和国から画廊や美術館をやりませんかと言われているんで、マーシャル諸島ツァイト・フォト・サロンを作ろうかと思っているんだ。 ・・・マーシャル諸島共和国ですか。 今度JALから直行便が飛んで5時間弱くらいで行かれるようになるらしい。 ・・・日本橋から京橋に移られてもう5年ぐらいですか。画廊の大きさもそうですけれども、話のスケールも壮大ですごく変わられたように思います。海外でのいろいろな方とのコミュニケーションが大きなきっかけだったんですか。 他者の文化の中に半分は好奇心で入ったときに、色んな人にあちこち連れまわされてものの考え方が柔軟になりました。僕はヨーロッパのマックスウェーバーとキリスト教倫理主義で育ったようなものだからね。 ・・・そうですか。波動じゃないけれど、そういうエネルギーのあるところに行かなければいけないということなのかもしれなせんね。どうも私はネガティブな性格なので。 そういう人は、マイナスじゃなくて、プラスのエネルギーがあるところに行った方がいいよ。 ・・・今日はどうもありがとうございました。 グローバルであってローカルなものをもつ作家のお話は以前のインタビューで話されていたこと。芯を曲げずに進んで来た結果が成功の秘訣なのかもしれませんね。 ZEIT-FOTO SALON http://www.zeit-foto.com/ / http://www.gaden.jp/zeit-foto.html 関連情報 2001.11 |