阪本トクロウ個展 「エンドレスホリデイ」

11月19日(水)~11月29日(土) 11:00~18:00 (最終日は 17:00まで)会期中無休
新生堂公式サイト 情報サイト 東京都港区南青山5-4-30 TEL 03-3498-8383 お問い合わせは:art@shinseido.com

・・・タイトルは「エンドレスホリデイ」。

 僕が毎日休みのような生活をしているからです。いつもの日常生活の言い換えみたいなタイトルにしてみました。

・・・作品は以前から拝見させていただいていますが、物を描きながらそれを取り巻く広い余白の中に密度のある空気感みたいなものを描いておられるイメージをずっと持っています。

  今回は余白を使ってめまいを起こさせるというような感覚を含めて制作しています。

・・・めまいですか。

 通常は余白が真ん中にあり物が画面の端の方にあるのですが、今回は真ん中に置くことによって、焦点はそこにありながらもじっと見ているとまわりに何も描いていないので、くらくらするようなものになってくればと思っているといいますか・・・。

・・・なるほど。余白というのは描かれた部分と描かれていない部分が同じ比重をしめ、余白で何かを語ることは日本の伝統的絵画の特徴のように思うのですが、その部分は意識されていますか。

  そういう見方をされても構わないという作り方はしていたんですけれども、むしろ、はじめは余白に何かが含まれているのではなく、本当に何も無い虚無的な空間として描いていました。でも描いていくにしたがってその部分も意識しながら制作を続けているという感じです。

・・・虚無というのは空虚とも無限の宇宙ともとれる言葉だと思うのですが。

 虚無を描こうとしたんだけれども何も無いということはないということを発見して、何も無いだけではなくより広がりのある作品を作ろうと思っています。

・・・今回遊具が描かれているわけですが、その物に伴う属性、例えば楽しかった頃の記憶やはしゃぎ回る声、その時に感じた風、或いは一抹の寂しさとか切なさ、悲しさなど・・・目には見えないけれどもそれらの言葉が交差する子どもの頃に誰もが持っていたピュアな気配を感じました。以前の作品は誰の目にも焼き付いているであろう視覚としての記憶の層を描いておられる印象が強かったのですが、今回は体験に基づいた身体に焼き付いている記憶が描かれている。曖昧な記憶というよりも身体性を伴った記憶のリアリティーを表現されているようにも思います。

  僕もそう思います。

・・・これからどの様な展開を考えておられますか。

 自分でもいつもわからないのですが、描き続けていくだろうなと・・・。

・・・ありがとうございました。

~11月29日(土)まで。

関連情報 2002.2

阪本 トクロウ プロフィール
1975年 11月11日山梨県塩山市生まれ
1999年 東京芸術大学 美術学部絵画科日本画専攻卒業
2000年 新生展(新生賞・新生堂/青山)
      Forest Art Project(LAPNET SHIP/原宿)
2001年 早見芸術学園 日本画塾卒業 
      日本画塾卒業制作展(アートスペース羅針盤/京橋) 
      個展(ギャラリー山口/京橋) 
      昭和シェル石油現代美術賞(目黒区美術館)
      新生店(新生堂/青山)
      グループ展「Weight or lightness」(Gallery Juno/ニューヨーク)
2002年 アクリルアワード
      個展「レスポアール展」(銀座スルガ台画廊/銀座)
      第21回安田火災美術財団選抜奨励展(安田火災東郷青児美術館/新宿)
      第20回グラフィックアート「ひとつぼ展」(Guardian Garden/銀座)
      個展(新生堂/青山)
      個展(ギャラリー山口/京橋)
2003年 第9回リキテックスビエンナーレ(スパイラルガーデン/青山)
      第3回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ(はるひ美術館/愛知県春日町)
      個展(ギャラリー山口/京橋)
      グループ展「art jam」(ギャラリー山口/京橋)
      グループ展[プレシアンス会展](日本橋高島屋美術画廊/東京)
      グループ展「リリカル・スモール・ワークス」(ギャラリーゴトウ/銀座)
      グループ展「10画廊からの発言展」(ギャラリーなつか/銀座)
      群馬青年ビエンナーレ’03(群馬県立近代美術館/群馬)
      グループ展[つくられる平面-それぞれの絵画作法](コート・ギャラリー国立)
2004年 個展(ギャラリーゴトウ/銀座)
      グループ展「art jam」(ギャラリー山口/京橋)
      シェル美術賞(ヒルサイドテラス/代官山)
      大木記念美術家助成基金
2005年 ジーンズショップ銀座(Guardian Garden/銀座)
      個展(appel/世田谷区経堂)
      「ワンダーシード」(トーキョーワンダーサイト/文京区)
      グループ展「Artlife」(フォーラム・アートショップなど/銀座)
      山梨日日新聞 小説「秋桜の迷路」挿絵2005年4月10日~5月11日
      大木記念美術家助成基金 成果発表展(山梨県立美術館ギャラリーエコー/山梨)
      個展(ギャラリー山口/京橋)
      グループ展「post戦後?アンデパンダン展」(appel/世田谷区経堂)
      トーキョーワンダーウォール2005(東京都現代美術館)
      グループ展「銀河の会」(近鉄百貨店上本町店美術画廊/大阪)
      「オリジナルエコバック展」(Guardian Garden/銀座)
2006年 グループ展「現代美術「こうふ展」-描くということ-」(甲府市総合市民会館/甲府)
      個展「読みかけの小説」(ギャラリーゴトウ/銀座)
      新収蔵品展(山梨県立美術館/甲府)
      収蔵品展(山梨県立文学館/甲府)
      個展「クロニック ペイン」(ギャラリー本城/銀座)
      グループ展「サウンド オブ サイレンス」(ギャラリー・アート・ポイント/銀座)
      グループ展「millenniumの星」(池袋西武本店・アートフォーラム/池袋)他2箇所巡回
      大3回東山魁夷記念日日経日本画大賞展(ニューオータニー美術館/赤坂)
      「300人のクリエイターによる扇子展」(Guardia Garden/銀座)
2007年 グループ展「千年の会」(オンワードギャラリー日本橋/日本橋)
      グループ展「第2回銀河の会」(近鉄百貨店上本町展美術画廊/大阪)
      グループ展「第3回アートジャム展-gift-」(ギャラリー山口/京橋)
      グループ展「ラストシーン」(ギャラリーゴトウ/銀座)
      個展「ニューライフ」「大雅堂/京都」
      グループ展「Nine Colors」(シブヤ西武 8階美術画廊/渋谷)
      Art Shanhai2007(上海世貿商城/上海)
      個展「デイリーライフ」(ギャラリーイノセント/甲府)
      グループ展「4つの視点」(ギャラリー・アート・ポイント/銀座)
      グループ展「煌く星座-Nude Mind Feel Star-」(ギャラリー桜の木/軽井沢)
      グループ展「第2回millenniamの星」(池袋西武本店 美術画廊/池袋)他巡回
      グループ展「新美会」(新宿高島屋 10階美術画廊/新宿)
      グループ展「新しい芽の会」(日本橋高島屋 B画廊/日本橋)
      個展「呼吸」(GALLERY MoMo/六本木)
      東京コンテンポラリーアートフェア(東京美術倶楽部/新宿)
      グループ展「Artistic Christmas」(新宿高島屋 10階美術画廊/新宿)
      グループ展「290人のクリエイターによるオリジナルカップ&ソーサー展」
      (Guardian Garden/銀座)
2008年 グループ展「ECO×DESIN」(上海当代美術館/上海)
      グループ展「Nine Colors」(シブヤ西武 8階美術画廊/渋谷)他2箇所巡回
      グループ展「千年の回08-千住博と若き波-」(オンワードギャラリー日本橋/日本橋)
      新収蔵品展(山梨県立美術館/甲府)
      グループ展「小説を描く」(銀座松坂屋別館4階美術画廊/銀座)
      VOCA2008(上野の森美術館/上野)
      二人展「岩田壮平・坂本トクロウ」(いつき美術画廊/京橋)
      個展「ビューティフル・ドリフター」(アートフロントグラフィックス/代官山)
      アートフェア「ART Singapore 2008」(Suntec Singapore /シンガポール)

(C) Tokuro Sakamoto