ギャンブルにまつわる有名アート作品3選

ギャンブルを題材にした絵画は、歴史上、数多く描かれてきました。また、古代からあらゆる文明において、様々なギャンブル行為が行われてきたのも確かな事実です。ところで、ギャンブルというテーマがそれぞれの時代の芸術家にインスピレーションを与えているのはなぜでしょうか?おそらく、ギャンブルがもつ固有の性質こそが、芸術作品の中に取り込まれようとする動機になっているのでしょう。

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さて、この記事では、ギャンブルをテーマとして描いた有名な絵画をいくつか紹介していきます。

なぜギャンブルは芸術作品に取り入れられる?

ギャンブルをテーマにした絵画作品を紹介する前に、ギャンブル全般がアーティストの題材として興味をそそるのはなぜなのか見てみましょう。歴史上、多くの絵画技法やコンセプトが芸術の世界にインスピレーションを与えてきましたが、芸術の主な目的は、人類存在の本質を捉えることにあるのではないでしょうか。もちろん、歴史的な事件、聖書や伝説的な物語、あるいは日常生活など、さまざまな角度から芸術にアプローチすることはできますが、そのいずれにも共通するのは、アーティストは常に「感情」を表現しているという点です。だからこそ、深い悲しみから純粋な喜びまで、あらゆる感情を人に抱かせるギャンブルは芸術作品によく取り入れられるのでしょう。

『トランプ詐欺師』

カラバッジオ氏によるこのギャンブルをテーマにした絵画は、悲しい瞬間ではありますが、いかにも現実らしい日常風景を描いています。右側には、ベルトの下に隠されたカードに手を伸ばす少年詐欺師、中央には、その少年に指示を出す大人の共犯者が描かれています。そして左側には、カードゲームに興じる無邪気な少年が描かれています。カードゲームに興じる少年を弄ぶ詐欺師の姿を見ていると、ダイナミックな構図が秀逸といえます。

『カードゲームをめぐる口論』

このヤン・ステーン氏によるギャンブル絵画で注目して欲しいのは、作者自身の感情の起伏が描写されている点です。作品のストーリーやコンセプトは、同じく有名なギャンブル絵画『ポーカーをする犬』と似ているところがあり、どちらも人間の原始的な真髄をあるレベルで露呈しているといえます。また一方で、負の感情の頂点にある大敗による悲しさや、イカサマによる激怒や怒りを描いているともいえます。

『カード遊びをする人々』

最後に紹介するのは、19世紀後半、特に1890年代のギャンブルをテーマにしたポール・セザンヌ氏による象徴的な絵画です。とあるバーのテーブルで、トランプゲームに興じる二人の男が描かれています。セザンヌ氏は、同じく画家であったクーリッジ氏と同様に、バーやカフェでの飲酒、交流、カードゲームなど、庶民の日常の瞬間の感覚を描くことに重点を置いていたアーティストです。この作品は、セザンヌ氏がギャンブルを題材に描いた作品の中で最も有名なものであり、この記事で言及しない訳にはいかないと思い、紹介させていただきました。